性表現規制の文化史
装画 山本直樹
2017
推薦文
>性表現規制の歴史は、「自分より道徳的に劣る人々」を発見し、保護する歴史にほかならなかった！
>表現規制に関心のあるすべての読者、必携の書。
>法の猥褻と習俗の猥褻はどのように異なるのか。習俗の猥褻は社会の階層構造に沿って変化する。
>法の猥褻はそれを参照しつつも統治目的に従う。本書は猥褻を規定する社会の力を徹底解明した。
目次
第一章（基礎編） 「猥褻」とはそもそも何なのか
第二章（歴史編） 「性（えっち）」の比較社会論
第四章（法制史編） 「えっちな表現」はいかに取り締まられてきたか
第五章（法制史編その２） 「えっちな表現」規制はいかに制度化されたか
第六章（日本編） 日本における性表現規制の歴史
資産家は相続が贈与のときにトラブルのなるのを避けて純潔性を求めた
子供が権利を受け継ぐ
誰の子供かわからないと相続が大変
資産のない一般庶民は乱交が当たり前だった
猥褻とは性的な意味はなく、単に庶民の生活を指す言葉だった