もののけ姫
公開年:1997
見たところ:映画館
Blu-rayが品切れ中
絵コンテは年内増産らしい
直接問い合わせると売ってくれるらしいが、書店側の問い合わせコストが高そうなので待つことにした
2021/08/13のTV放映時のジブリのQ&A
久しぶりに見直したのだが、ありえんよかったのでちょっとずつ掘り下げたい
1会では消化しきれない。印象と疑問のリスト
CGはつかわれていないないはず
誤り。使われている
タタラ製鉄
女性優位の製鉄所
構成員は売られた女性
エボシが謎
エボシ様の出自は?
エボシはなぜ穢多非人にやさしいのか?
>想像ですがタタラ場は元々、朝廷か名目上その傘下の寺社のひも付きです。エボシが森の大猪ナゴのカミを退治するとき、ジコ坊の上役から貸し与えられた「石火矢衆」40名。彼ら格好からして「犬神人」、寺社の身分低い鉄砲玉です。
取り巻く勢力も謎
浅野がエボシの製鉄所を狙っている
5割寄越せと言っている
天皇はエボシを利用しようとしている?
カラカサ部隊の指揮系統上部は天皇?
タタリ神は恨みを持つと生まれ、名のある動物はタタリ神化する可能性を秘めている
オッコトヌシが祟り神化した理由は?
こだまかわいい
人間の真似をする
アシタカがありえんかっこいい
行動力・決断力
不利になっても信念を貫く
ほとんどどのシーンでも命をかけている
信念を持っているが、相手の話をまず聞く
サンが人語を解するのはなぜ?
美しいと言われて反応したのはなぜ?
村に帰還する話が見たい→戻ることはなさそう
>差別的に村から追いやられているが、表現を抑えているため、冒険へ旅立ったのだと勘違いされたという。(宮﨑駿『折り返し点』p.134)
自分も旅立ちと受け取ったが、そういうことだったのか
環境負荷が低く、持続性のある成長がテーマ?
重厚な出だし。出だしからアシタカの魅力がある
シシガミに命を触れるか授かるかの分岐点
サンの親狼がなんか言ってた
モロの魅力
ラストシーン(アシタカは人里、サンは森に帰るシーン)
小さいときにはサンとアシタカが恋愛的要素を見出したが、今見たら、離れても揺らがぬ信頼で結ばれていてジンときた
あまり語られていない世界設定や、説明されていない枝葉がたくさんある。話もりもり。重厚感がある
2020年に見たときに思ったアラ
画面が狭く感じるシーンがいくつかあった
撮影処理。 最初の緑のシーンから、キラキラ光る感じはなくて、現代的な技術で作ったらこの辺りの表現は変わるのかかななった
天気の子(2019)のような技術を持っていたらキラキラさせただろうか?
音はあまり定位感がないと感じた(最近の音響と比べて)
ストーリーの記憶スケッチ
ヤマトとの戦いに敗れたものの末裔が住む集落に主人公アシタカは生まれ育つ。山が変だというところから話が始まる
山から祟り神(ナゴの守)が現れる
これ手書きなのやばい
陽の光に怯えるシーンがあるが、結局日の中を走るタタリ神
タタリ神を撃つなといわれたアシタカは口頭でタタリ神を鎮めようとする(「名のある神とお見受けする、鎮まりたまえ」)が、村娘カヤを助けるためにやむなく放つ
「兄様」と言っているが、直接的な血縁関係はないだろう
許嫁だったらしい(作中ではそのような説明は一切ない)
>『もののけ姫』のパンフレットに「アシタカの許嫁」と書かれており、宮崎駿監督自身も2001年に発売されたDVD『「もののけ姫」はこうして生まれた』の中で「一族が選んだ許嫁」と語っている。
タタリ神、人間への呪詛を述べながら溶ける。アシタカは腕に呪いを受ける。
村の占い師的なオババの話。腕の呪いは徐々に体を蝕むから、まって死ぬかでて死ぬか選ぶことになる
ヤマト(他の国?朝廷?そもそも現代日本?)と戦って辺境に追いやられてから500余年立って一族の血が薄まっている、みたいな話もこの辺
出て死ぬ(治療法を探しに行く)ことを選ぶアシタカ
タタリ神の体内には素朴な銃弾(3cmぐらい?)が打ち込まれていた。これは西の国の者だろうからそっちに行ったら何かわかるかも的な感じになる(うろ覚え)
髷を切り、旅立つアシタカ
立ち居振る舞いがはっきりとしていて、凛々しさを感じる
ヤックルに乗って村を出るアシタカにカヤが声をかける(見送りは掟破り)。アシタカに玉の小刀を渡す
カヤはアシタカを尊敬しているか、恋慕しているように見える
タタリ神の足跡を追って西に向かう途中、途中で合戦に巻き込まれる
この合戦が、のどかな山で小規模にやられている感じ
でも人の首飛んだりしてる
不可抗力で抗戦するが、呪いの手が怪力を放つ
腕を冷やしながら、呪いが悪化していることに気づく
怪力を使得るが、使うと呪いが悪化することが視聴者にわかる
町でコメを買う。砂金の大粒(法外な価格)を出すが、価値が理解できないのでこんな通貨では買えないと言われる
怪しいおっさん(
ジコ坊)が横から悪いって、砂金の説明をして乗り切る
ジコ坊はアシタカが紛れ込んだ合戦で、間接的にアシタカに助けられていたらしい
金を持っていることが知られて村人?に跡をつけられるが、逃げて巻く
ジコ坊との会話の結果、更に西に行くことにしたアシタカ
水害があった(ので足跡は消えている)ことを知る
西の山には古の巨大な獣たちが住んでいると聞き、西を目指すことにするアシタカ
タタリ神になった巨大なイノシシはもっと西から来ている、ということがわかる
カユに味噌を入れている?
お碗はみんな自分のを持っている前提
ジコ坊は主人公のお碗などから出自を類推している
カユをガツ食いする太々しいジコ坊のキャラクターが描かれている
シーン変わる(荒れた崖を、エボシが牛で米をひいている)
サン登場。子供の狼と共に隊列を襲う。エボシは火器で応戦
モロ(大きな狼。サンの親)が隊を蹴散らす。牛と人が何人か落ちる(その後、4人らしいとわかる)
エボシが発砲し、モロが胸に被弾、撤退する
シーン変わる(崖の下の下流)
川に生きている人が流れているのに気づいたアシタカが介助する
川の向かいにサンがモロの腹の悪い血を口で吸い出しているところ(パッケージの絵はここ)を見つけたアシタカ、名乗りを上げて話しかける
呪いを解く手がかりが知りたいので大きな獣=西の獣にシシガミの場所を聞いた?(うろ覚え。そもそもシシガミはどこからアシタカに認識されたんだっけ?)
サン、去れとだけ伝える
「こだま」登場。ビビる甲六(意識がある助けられた人)
こだまは盛りが豊かな証拠であり、ヤックルの反応から害はないと主張するアシタカ
地元にもいたのかな
1人を背負い、1人をヤックルにのせて森を抜けようとするアシタカ。森は恐れられており、意識がある方は仕切りに戻ろうと促す。
こだまが先導する(アシタカは騙そうとしている可能性も一応考慮している)
中腹に池を見つけ休憩するアシタカ。池には狼の足跡があり、サンなどの行動範囲だと気づく。3本の蹄があり、見渡すと遠くにものすごく立派なツノを持ったシカ?(シシガミ)が目に入る。するとアシタカの呪いが暴れ出す
森を抜けると、製鉄所がある。体もなんだかかるい。シシガミの池のおかげ?
護衛の大男 ゴンザはアシタカを怪しいやつだとみなして捉えようとするが、助けた男の妻トキが現れて大男が護衛していたのに旦那が滑落したことに対して説教を始め、厳格な雰囲気が和んでしまう。そうしているうちにエボシが現れ、アシタカと話をすることになる
トキは旦那の甲六に対して「商売道具の足を折るなんて情けない。死んでいればもっといい男を捕まえたのに」などと(冗談で?)言っている。このあと女性上位の社会だということがわかってくる。
アシタカが男たちと飯を食べていると、製鉄では木を伐採するので、シシガミの森のイノシシが怒って集落を襲った話を聞く。これが祟り神になったナゴの守であると気づくアシタカ
>たたら製鉄では、大量の砂鉄と木炭を必要とします。操業が最も盛んな近世末期には1回の操業で砂鉄採取用に1山が大きく削られ、木炭用に1山の木々が丸裸にされました。合わせて2つの山が大きく姿を変えられ、これが1年に数10回行われていました。
>現存するのは島根県雲南市吉田町にある「菅谷たたら」のみで、『もののけ姫』に登場するたたら場のモデルも、この菅谷たたらと言われています。
アシタカがナゴの守に打たれた銃弾をエボシに見せると、エボシは打ったことを認める
エボシの家に入ると、全身包帯を巻いた人たちが和やかに新型の銃器を作っている
またシシガミの森を奪おうとすることに怒るアシタカ。呪いが暴走して刀を抜こうとするが、精神力でカバーする。
アシタカ「エボシを殺して呪いがとけるならそうするが、それでは治らないだろう」
アシタカと同様の呪いを受けたことがある(?)皮膚病?の患者が「気持ちはわかるがエボシ様は我々を人と扱ってくれる唯一の人であり、自分に免じて収めてくれ」という
これでおさめるかはともかく、エボシは単に悪いやつというわけでもなさそうだ
製鉄所を見て回るアシタカ。タタラを押す。女たちに生活はどうか聞くと、下界よりよっぽどマシと帰ってくる
これも、エボシは悪い奴ではなさそうだ要素
タタラ場の女は気崩れしまくっているのだが、アシタカの目を気にして気崩れを治すシーンなども同時進行する
製鉄所の外側は木が伐採されている。猿みたいなのが木を植えようとするが妨害される。この猿はだいぶ鬱憤がたまっており、人間を食べて知識を得ようとする
サン来襲。城壁をジャンプで登ってタタラ場本殿(?)の屋根までくる。しかしエボシはこれを読んでおり、前に出ればさんが殺されてしまう。気づいたアシタカは止めに入るが、サンは落下し、気を失い、殺されそうになる。
なんやかんやありサンとエボシの決闘。アシタカが仲裁に入る(両方を気絶させる)
サンを貰うと言って出ていこうとするアシタカ。エボシの部下が脅迫で銃口を向ける。
無視して歩くアシタカに、手違いで発泡してしまう部下、アシタカは肝臓あたり?を被弾するも、平然とサンを抱えて、10人で開ける扉を一人であけて出ていく
ヤックルにサンを乗せ、サンを返しに森に向かうアシタカ。失血で落馬する
サン、気がつく。「なぜ助けた」「生きろ」
サン、アシタカを殺そうとするが、「そなたは美しい」に驚く?。いったんシシガミの森へアシタカを連れていく
この辺りの展開がうろ覚え。なんでアシタカは殺されなかったんだっけ
サル、アシタカを食べようとするが、追い払われる
サンとサルが会話するが、猿はサンを人間扱いする。そんなのは慣れっこだというサン。人の形で狼の子として生きるサンの苦悩が垣間見える。この構図はこの後も何度かリフレインする
シシガミの池の中央にある陸地にアシタカを運ぶサン
シーン切り替え:デイダラボッチが帰還し、シシガミになるのをジコ坊が見ている
仲間がイノシシの舞台が移動を監視。海を渡ってきたオッコトヌシに気づく。オッコトヌシに気づかれるので逃げる
オッコトヌシは人間と戦いに遥々来たらしい(山を荒らされて我慢ができなかったため?)
シーン切り替え:池
シシガミ、アシタカの腹を治癒する
オッコトヌシの部下のイノシシが池に来る。シシガミに助けを借りるため?
人間のアシタカがいることを見とがめる
人間のアシタカを治癒したシシガミを非難する
オッコトヌシが現れ、会話を交代する
アシタカ、ナゴの守の最期をオッコトヌシに伝える
モロは人間の思う壺だからとオッコトヌシを諫めるも、オッコトヌシは死んでも人間に一矢報いるという姿勢を崩さず、行ってしまう
サン、アシタカを甲斐甲斐しく介護する
「シシガミが生きろと言った(治した)」から
初回のシシガミの治癒では呪いは解けない。あなたは助けるが呪いとともに行きよと判断される
木の皮?を噛み砕いてアシタカに口移しをする
アシタカ、回復する。サンはいなかった。崖に立つとモロに話しかけられる
「そこから飛べば楽になれる」みたいなことを言われる
森と人間が両方やっていく方法はないのか、とか
会話中でサンの出自がわかる
捨てられた?人間の子供を拾って育てた
モロはサンを「哀れな醜い子供」と評する
死ぬと分かっていても突っ込むだろうし山も死ぬだろうみたいな話をする(うろ覚え)
アシタカはさんを心配するが、一族の一員だとするモロは、山などが死ぬときはサンも死ぬと答える。
アシタカ「あの子を解き放て、あの子は人間だぞ」
モロ「黙れ小僧、お前にサンが救えるか?お前にできることはもう何もない」
アシタカ、ヤックルと去る。体が鈍っているのでジャンプでつまづく。
アシタカ、玉の小刀をサンに渡してほしいと小狼に投げつける
シーン変更:山
モロ、オッコトヌシは罠にハマると考えつつ遠くから見守る
サン、オッコトヌシは目が見えないのでサポートするとモロにお別れを告げる(死を覚悟する)
シーン変更:タタラ場
アシタカがタタラ場に行くと、タタラ場が攻撃されている。
外からトキに事情を聞くと、エボシは男たちをつれて唐傘とシシガミを狩りに行ったという。このタイミングを見計らって浅野が武士をけしかけてきたのだった
エボシに知らせるため、はしるアシタカ。道中交戦になり弓矢で敵を射抜く
ヤックルが矢を受けて動けなくなってしまう。置いていこうとするもついてきてしまうので一緒にいくことにしたアシタカ
死の匂いが濃いところに行くと、男衆が死んでいる。事情を聞くとオッコトヌシたちと交戦したようだ
エボシは地雷?や爆弾を使ってオッコトヌシなどの群れを殺し尽くした
猪の死体に小狼が埋まっているのを見つけ、助けようとするアシタカ。それを見た唐傘はアシタカを毒矢で殺そうとするが、男衆が唐傘を制圧し、アシタカとともに小狼を助ける
男たちにヤックルを預け、小狼と共にサンのところ(=エボシのところ)に向かうアシタカ
ついにエボシに追いつくアシタカ。タタラ場が交戦中(なので戻れ)ということを伝えるアシタカ。エボシは女衆にも十分な武器を渡しているとし、続投を判断
エボシを始末する的なことをこっそり相談するジコ坊
シーン切り替え:シシガミの森。サンとオッコトヌシ
瀕死のオッコトヌシ、シシガミに助けを求めに走るが、池に着く手前で力尽きて倒れてしまう
猿がサンに「人間でも動物でもないものを連れてきた。この森はもうおしまいだ」と木を投げつける
死んだはずのイノシシが大量に駆けつける
中身は皮を被った人間
目に見えないオッコトヌシは死者が蘇ったと喜び、シシガミの池へ猪突猛進する
サンが目を光らせていたが多勢に無勢で、はしる途中でイノシシがオッコトヌシに何かする(薬を注入?)
オッコトヌシ、タタリ神化する。サンも取り込まれてしまう
アシタカ、イノシシ(中身人間)を掻い潜り、オッコトヌシにとりこまれたサンを取り返そうとするが弾き飛ばされてしまう
モロが(シシガミを狙うエボシを殺すために温存していた)最後の力を振り絞ってオッコトヌシからサンを助ける
シシガミ登場する
シシガミは人間の気配を感じると出ないらしいが、人間は猪の血を体につけたり獣の皮を被って匂いを消している
シシガミ、エボシに首を撃ち抜かれ被ダメするも、すぐに回復してオッコトヌシに近寄り、命を奪う
オッコトヌシは祟り神化がとけ、絶命する
モロも絶命する
日がくれ、シシガミがデイダラボッチになりかけた際に、エボシが銃弾を打ち込み、首を飛ばす
この間アシタカは止めようとするが止めきれないい
デイダラボッチの体から粘性のある黒い流体(内部にラメのようなものを含む)がはじけ飛ぶ、張り付いたところから枯れていく。人間は溶かされて死ぬ
全員が退避行動をとる
死んだはずのモロが首だけで動き、エボシの右腕を食べる
アシタカ、エボシを抱えて逃げる。サンはエボシを殺そうとするが、モロが食べたことで報いは受けたと主張してなだめる
デイダラボッチ、首をさがしに森中をドロドロにする
生首はジコ坊たちが鉄の桶に入れたまま逃げ回っている。デイダラボッチはそれを探す
ついにタタラ場までやってくる。交戦中の武士は多分ドロドロから逃げるか死ぬかで組織としての体を失う
アシタカはタタラ場の人にドロドロが動きの遅くなる水中への退避を促す
首を取り返すためにジコ坊と戦うアシタカ。なし崩し的にドロドロに囲まれてしまう。
ジコ坊はもはや返しても無駄だと主張するが、アシタカは人の手で返したいと主張する。
デイダラボッチにシシガミの首を返すアシタカとサン。一瞬ひかり、動かなくなるデイダラボッチ。日が昇り、デイダラボッチが湖に倒れ込む
その風によって全てが吹き飛ばされていく。タタラ場の火事も消える
そして伐採された山やタタラ場は草木が生茂る
甲六「シシガミは花咲か爺だったのか」
ジコ坊「バカには敵わねえ」
反省するエボシ。一から作り直すことを決意
アシタカとサンの別れ。シシガミはアシタカの呪いを消していた
「生きろ」
1匹のこだまがカラカラと鳴き、物語は終わる