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あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座
2013
概要
企業経営におけるゼニ(現金・キャッシュ)の最大化
ゼニの増やし方
モノを効率的にうる
財務戦略←こっちを説明
課題
現状ファイナンスと会計は別々に教えられている
会計は商学部(会計学者)
ファイナンスは経済学部(経済学者、金融学者)
これと同じ課題感で書かれた本に「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書がある基素
中小企業の経営者視点で書かれている
大企業で言うと部長ぐらいの目線


目次
会計とファイナンスの関係
01 「会計」と「ファイナンス」はヘルスメーターとアスリートの身体づくりの関係
ヘルスメーターがアスリートの身体づくりをチェックする
戦略を実施した結果のまとめが会計情報
02 なぜファイナンスを理解するために会計を学ぶのか?
ファイナンス以外の戦略と会計の関係
ファイナンスで決算書をマネジメントする
03 ファイナンスは企業価値を最大化するための「経営戦略」
ファイナンスの目的
なぜ、 上場企業は企業価値を最大化する必要があるのか?
中小オーナー企業にとってのファイナンス戦とは?
04 ファイナンスと密接な 「財務会計」意思決定のための 「管理会計」
05 会計は「利益」、ファイナンスは「キャッシュ」
ファイナンスと財務会計を比較する
会計は曖昧、 ファイナンスは明確
会計の利益は安定、 ファイナンスのキャッシュはデコボコ
会計とファイナンスの基礎知識
01 財務3表(B/S、P/L、C/F)から、どんなことがわかるのか
資金の調達先と運用先がわかるB/S
どれだけ稼いで儲けたかがわかるP/L
キャッシュがどれだけ増えたかがわかる C/F
02 B/Sは3つの基本項目と5つの箱で理解する
1年以内に現金にできる流動資産
回収まで長い時間がかかる固定資産
1年以内に返済しなければならない流動負債
しばらくは返済しなくてよい固定負債
返済不要の純資産
03 P/Lの5つの利益の違いとB/Sの関係をつかむ
商売の大元の利益が売上総利益
本業で稼いだのが営業利益
ふだんの実力を示す経常利益
税金は税引前当期純利益にかけられる
株主と会社のものになる当期純利益
融資の可否はB/Sの影響が大きい
04 キャッシュフローがわかれば黒字倒産もすぐに見抜ける
「キャッシュフロー」 の意味
「黒字倒産」はなぜ起こるのか?
05 C/Fに登場する3種類のキャッシュフローで会社の状況がよくわかる
キャッシュフローを見れば企業の経営状況がわかる
アマゾン・ドットコムのキャッシュフロー
事業のライフサイクルとキャッシュフローの関係
06 運転資金の大きさが会社の存続に大きく影響する
資金不足を補うキャッシュが運転資金
運転資金はマネジメントするもの
売上が増えると必要な運転資金も増える
07 ブロック図を使えばキャッシュフローの計算もかんたん
キャッシュフローで見た運転資金
ブロック図の使い方
会計を生かしたファイナンス戦略
01 P/Lもシンプルなボックス図で考える
P/Lはそのまま見ても何もわからない
全体像をボックス図で俯瞰する
02 利益を決める4つのドライバー
百貨店業界のリストラ策を考える
外資系金融業界がすぐにクビを切るワケ
03 安易な値下げは自分のクビを締めることになる
値下げで利益を出すには
それでも世の中で値下げが行なわれるワケ
04 「使える会計」で経営不振企業を優良企業へ
無秩序な値決めが引き起こす問題
値決めの実態を浮き彫りにする
取引条件を見直し、たった1年で黒字転換したカッシーナ・イクスシー
05 売上至上主義の怖さと運転資金マネジメントの重要性
ある経営不振企業の財務を考察する
売上至上主義の怖さ
中小オーナー企業の財務が悪化する要因と予防策
06 必要なのは 「生産性」と「収益性」を高めること
ベンチャー・中小オーナー企業こそ高い 「生産性」 と 「収益性」 を目指せ
生産性と収益性が経営に与える影響
07 ROICで経営課題を浮き彫りにする
ROICで儲けの構造を知る
ROAROEの欠陥
ROICはバリュードライバーを明らかにする
ROICを用いた分析
会計とファイナンスを分ける 「現在価値」
01 企業の成長に必要な投資
投資の判断はなぜ重要か
社債の基礎知識
社債の値段は格付けで変わる
社債の値段はタイミングにも左右される
資金調達が難しくなったシャープとパナソニック
JINSは資金調達に成功した?
02「現在価値」を学ぶためのワークショップ
今の100万円と来年の100万円、 価値が高いのはどっち?
この問いはクリシェ基素
03 現在価値の計算
お金にも子供や孫がいる
複利計算がわかれば現在価値は計算できる
04 不確実性(リスク)と割引率を仮想株式市場ゲームを通じて観察する
リスクを取る人、 回避する人はどう動くか
リスクをどう測定するか
リスクは「価格」 にどんな影響を与えるのか
投資における「情報」の重要性
投資の意思決定の判断基準を学ぶ
01 投資の意思決定の3要素
「価値観」「合理性」 「感情」 が投資を決める
企業が投資するのは企業価値を向上させるため
02 NPV (正味現在価値)法
NPV法の考え方
NPVと企業価値
(演習)新工場の建設を行なうべきか
03 IRR (内部収益率) 法
IRRは投資プロジェクトの 「期待利回り」
IRRは 「NPVをゼロにする割引率」
04 NPVとIRRをどのように使うか
IRRのデメリット
IRRは投資予算が限られているときに有効
NPVとIRRの計算ステップと注意点
(演習)複数のプロジェクトの中からどれを選択するか
単純回収期間法とは
単純回収期間法の問題点
理論的に正しいNPV法より単純期間回収法が採用される理由
企業価値を求めるためのファイナンス理論
01 企業価値は 「非事業価値」と「事業価値」で構成される
企業価値は債権者価値と株主価値の2つに分類できる
02 事業価値は、 事業が将来生み出すフリーキャッシュフローの現在価値
「打ち出の小槌」 と 「企業」 の違い
DCF法の手順
03 フリーキャッシュフローFree Cash Flowは投資家に帰属するキャッシュ
税引後の営業利益を計算する
減価償却費を足し戻す
設備投資額を差し引く
運転資金増加額を差し引く
キャッシュフロー計算書(C/F)で計算されるフリーキャッシュフローとどう違うのか?
04 フリーキャッシュフローを割り引くときはWACCを使う
割引率は「投資家の期待」 で決まる
加重平均資本コスト (WACC) の概念
株主資本コストはCAPMで求められる
CAPMは投資家の思考プロセスを反映したもの
ベータ(β)は個別銘柄のリスクを表す
05 ターミナルバリューを計算する
06 キャッシュは株主より銀行から調達したほうがお得
債権者と株主の利害の違い
株主の期待するリターンは債権者より大きい
07 有利子負債の節税効果
08 企業価値を向上させるために有利子負債を活用する
09 企業価値を求めてみる
フリーキャッシュフローを求める
WACCを求める
ターミナルバリューを求める
事業価値を求める
企業価値と株主価値を求める
CFOをゲームで体感してみよう
01 資金調達戦略を体感する
ゲームの概要
ゲームでわかる 「お金」 の流れ
02 生保の逆ザヤ、 銀行の収益の裏側も体感できる
「逆ザヤ」はどのように起こるのか
そして、銀行は国債ばかりを買うようになった
03 残余財産の分配順位も体感できる
債権者のほうが株主よりも優先される
担保や保証人の重要性
04 資金調達ゲームでWACCも腑に落ちる
05 最適資本構成も探ってみよう
最適資本はイザというときに困る!?
企業が自社株買いをするわけ
本書のまとめ
ファイナンスの世界で迷子にならないために
企業はキャッシュを調達して事業に投資する
利益・キャッシュをどう増やすか 〜収益性と生産性〜
どのプロジェクトに投資すべきか ~NPVとIRR~
企業買収のときの価格をどう計算するか 〜企業価値の算出 ~
どのように資金を調達すべきか ~WACCと最適資本構成~
企業価値をどう向上させるか
参考図書