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あえて難しく説明することで価値を匂わす
基素 これ嫌い
人生は有限なのであらゆる物事を素早く理解していきたいのに、理解のハードルを上げるから

やる側のメリット
お金稼ぎ
オンラインサロン系のサブスクリプションサービスで、「理解できた」と思うまでの期間を長くしたい
「あの人はとても難しいものを知っている」と思われることで、その人に対して影響力を講師したい

見抜くことはできるだろうか?
「いろんな文章を読んでも、意味がとれずに論理的に考えることができない」ものに関しては「あえて難しくしている」の可能性が高い
「わかりにくい学術」でも、1歩1歩理屈で考えていけば当然の積み重ねで(論理の連鎖で)成り立っている
これが通用しないものが「あえて難しく説明することで価値を匂わす」である。中身がないので、難しく言うしかないのである
不吉な匂いの例
肩書とかが立派な印象な割に喋り方が平易でない

わからない状態で「難しく言っている」のかどうかを判定するのは難しい
受け手が「自分がわからない」ものに
「高尚だ」と信じると知の欺瞞がおきるし
「全然わからないから無価値」と考えると、自分の理解できる範囲でしか適切に評価できない罠にひっかかる
考えてみれば、会社だって詐欺師に騙されたりする

「よく理解した人なら簡単に説明できる」は幻想があるが、実際、複雑なことは説明するのが難しいと思う
しかし、正確性を同水準にしたまま、文章をめっちゃ難しくしたり、平易にすることはできるので、ある程度はコントロールできるのではないか
例:山形浩生の翻訳した文章は正確性は担保したまま、平易に書かれている、と思う。わかりやすい

神秘性はしばしばこれに該当する