> 文化、経済、社会の大きなヒエラルキーで発表される公式なゲームと、プレーヤーの心のなかで絶えず起こりつづける非公式な真のゲームとの並行したふたつのゲームがプレーされだしたのだ。
> このことは、ひとりの人においてステータスが高いと同時に低くもあるという、”チャールズ皇太子のパラドックス"とでも呼ぶべき現象を導く。チャールズ皇太子は、イギリスの王位継承者という最上級の公式のステータスを享受している。だが同時に、彼の真のステータスはそれに比べて低く、イギリス国民の約半数しか彼を肯定的に評価していない。