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非制御変数を組みあわせる

転んでもただでは起きない

>個々に考慮するとそれぞれは実行不可能である方策群も全体としては実行可能であるかもしれない。相互に依存し合うアクションに関するこの特性は驚くべき、また有益な結果を生む。すなわち、ひとつの非制御変数によって課せられている制約を、それまでは無関係と思われていた非制御変数を関連させることによって、取り除くことができるかも知れない。したがって、問題の中には、関連する非制御変数を増加させることによって、より容易にまた効果的に解決されるものがある。

> この原理は"垂直に統合する"ために、経営管理上の意思決定においてよく用いられる。例えば、農産物を原料とする会社は、農産物の価格が大きく変動するために利益を管理できないことから、原材料を栽培するための農業分野に進出するかもしれない。そうすることにより、この会社は会社全体として利益の変動幅を減少させるかもしれない。なぜならば、これら2つの変動はお互いに相殺し合う傾向があるからである。

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天候による雨量は制御できない
雨量が多く必要な野菜と少量でも構わない野菜を育てて、雨量の増減による出荷量を変動を抑える

風力と太陽光
雨が降るときは風が強いが、太陽光が確保できない
天気の時は太陽光は確保できるが、風が確保できるとは限らない

事例
ダンデライオン・チョコレート
安定しない味がウリ
バラツキの魅力化
チョコもガレージから打ち破る、シリコンバレーの起業家たち


顧客の行動は制御できないが、それによってオペレーションの負担が左右される
鉄道ではマナーを要請することで、顧客自ら扱いやすい都合の良い人物になっている



車止めをテーブルにする

広告のゲームは実際にやってみると簡単すぎて面白くないと評価されてしまったが、子供向けとしては適切な難易度となった


日本のインフラはゲームが救う、老朽マンホールを突き止めよ

効果が高く副作用の強いステロイドが、効果を残したまま副作用を減らす

食べ物の凍結防止用にエスキモーに冷蔵庫を売る

>あの、wordleの攻略法を見つけました
> weblio英和辞典で急上昇ワードのなかに答えがあります

マイクロ波の影響の受けにくさを利用する
レンチンなのに冷たい! ニチレイが作った冷凍食品の「冷やし中華」が美味すぎた

不快を楽しくさせる
雨の不快を機会に変える


芸をしない動物に芸をしているようにみせる

素人をコンテンツ化
いくら美少年や美少女でも、大抵の素人はつまらない。一方で王様ゲームは素人でも楽しくコンテンツ化される。Tiktokは芸としては素人だけど美醜のリソースをもっている人を、王様ゲーム的なショートゲームをさせることでコンテンツ化した。

カラオケさせてコンテンツ化
>VTuber配信アプリから、カラオケ配信アプリにリニューアルしたら、5ヶ月後に月の課金売上が10倍に伸びた話
> カラオケにコンセプト変更
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> カラオケはトークスキルが高くなくても配信が成立するため配信者層が拡大
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> 増加した配信者にファンがついて課金売上が伸びていった

廃棄品や低品質に価値を見出す
>同社代表の西田氏は、約15年以上前に取引先のラーメン屋で、スープの残渣で出るラードが有料で廃棄されていることを聞き、豚骨ラーメンを原料としたBDFを開発。スープから分離したラードを特殊な方法で精製し、燃料を製造している。なお、本BDFの排気ガスはチャーハンのような香りで、煙たさが減ったという。
豚骨ラーメンのスープがディーゼル燃料に─廃油原料のバイオ燃料、排ガスはチャーハンの香り

>百花では、従来は流通に乗らなかった、いびつな形の真珠を素材に選んだジュエリーを加工し、販売する。中でも、金魚の尾ひれのような突起が生えた真珠に「金魚真珠」と名付けた商品が目玉となる。いわゆるバロックパール(ゆがんだ形の真珠)の価値を高めることで、真珠生産者の支援も狙っている。
金魚真珠
伊勢志摩「金魚真珠」 売れない真珠に命与えたネーミング
品質のバラツキを価値にする


1つとして同じものはない、「金魚真珠」を使った伊勢志摩のサスティナブルなジュエリー【百花(ひゃっか)】後編


ウニに廃棄されるブロッコリーを食べさせる取り組み「ウニッコリー」が面白い

固形化した鶏ふんを用いた、あさりの育成



低層の高級化。敷地に庭園や緑化を進め、またバルコニーを用意することで外の空気を吸える。
新生オークラは2ブランドを使い分け ビジネスも観光も総取り


館長 小林龍二
バブル期30万人
停滞期12万人
2018年43万人

廃館寸前の小さな水族館が一転大盛況 若手館長の捨て身の挑戦

>竹島水族館は、1962年に建てられた水族館で、古びた印象は否めない。水槽を見て回るだけなら10分程しかかからないような小さな水族館だ。当然、大型の水槽が必要なペンギンやイルカなどの人気動物を飼う場所も予算もなく、唯一、アシカショーがメインのコンテンツだった。
>現在の館長である小林龍二氏が飼育員として竹島水族館に入ったのは2004年。「館内はいつもガラガラで、寝そべっていても平気なくらい。そして、水族館だから夏は涼しく冬は暖かい。平日は仕事をサボって昼寝をしている外回りのサラリーマンばかり、なんてこともあった」
>んな状況だから、メインのアシカショーの時間になっても、見にくる人が1人もいない。「昼寝をしている人を起こして、頼み込んで来てもらうこともあった。しかし、特に見たいわけでもないのに観客は自分1人しかいないので、途中で帰るに帰れない。ショーをする自分も、たった1人を相手にするのはつらい。見るほうもやるほうもつらいという状況だった」(小林氏)。
>  気が重い毎日を過ごすうちに、「もっとお客さんに来てもらえる努力をしなければ」という強い危機感を持つようになった。ところが、新入りの意見など全く聞いてもらえない。「そんなことを考える暇があったら、もっと魚の飼い方を覚えろ」と言われるばかりだった。
>  「自分もかつてはそうだったんですが、飼育員は生き物が大好きで、できれば1日中生き物と接していたい。本当は人間の相手なんかしたくないんです。生き物をうまく育てて増やすのが自分の仕事で、それで給料をもらっているという意識が強い。お客さんを楽しませるという視点がまるでなかった」(小林氏)
>  周囲の人間は、閑散としたアシカショーを見ても、「小林のやつ、たった1人のお客さんを相手に熱演してるよ」と面白がるばかりで、全く危機感など感じる様子はなかったという。

なんの強みもなかった水族館で企画・商品開発

激レアさん!小林龍二 竹島水族館の再建に成功。大改革とは?

人気のお土産「カピバラの落とし物」 水族館の知恵と努力の結晶です
カピバラは水生生物ではないけれども、飼育が容易


>「展示場にカピバラがどうしてもふんをしてしまうんですけど、それをちょっと面白くして、カピバラの特徴ということを知ってもらえれば」(竹島水族館 竹山勝基さん)

超グソクムシ煎餅」が発売されます

珍しい深海魚に触れるプールを用意
近隣の漁港で市場価値のない深海魚が捨てられていたのを、足を運んで譲ってもらうようにした。

廃館危機からV字回復 蒲郡市竹島水族館、知恵絞る

「イカ臭い」とボロボロでガラガラの水族館が大人気施設に!ネットからは「映画化できる」と感動の声

3分で1周できる激セマでボロボロでガラガラの水族館を大改革して行列のできる超人気水族館にした人

竹島水族館スタッフブログ


>客がまったく入らず「日本一ショボい水族館」と嘲笑され閉館も検討されていた愛知県蒲郡市の竹島水族館。「お客様がいないほうがいい」「人間より魚と接していたい」などの飼育員の潜在意識を逆手にとった組織づくりが奏功しV字回復につながりました。

>私を含め、水族館の飼育員はみんな魚が大好きで、魚を飼いたくて水族館の飼育員になるんです。 組織や人間関係の難しいことを考えるより、「今、魚に向き合っていられる幸せ」を考えると、それで納得できてしまうんですよね。
「どうせ潰れる、お前がとどめを刺す勢いで」の檄で目が覚めた。ダメ水族館をV字回復させた「7つの当たり前」


本物の偽物感
人だとぎこちない動作だが、ぎこちないオモチャとしては本物らしく見える
童話“ピノキオ”に『ダークソウル』風の世界観が融合した『偽りのP』プレイ映像が公開。機械の片腕を持つ主人公の人形が剣や斧を振るい火を放つ

トイストーリーは1995年当時のCGがプラスチックっぽい見た目になってしまうという質感表現の限界、ロボットみたいな動きになってしまうIK、FKの限界みたいなのを強みとして表現できてるーと思う。

>同氏は「動画を収益化していない」ことを強調し
著作権侵害により1,300本以上の任天堂サントラ動画削除―投稿者は「犯罪者と呼びたいなら勝手にすればいい」
該当の動画を収益化していなくても、無料の動画で集めたチャンネル登録者を収益動画に誘導することができる


>日本の化学業界は、一九八〇年代から九〇年代、CD(Compact Disc)やCD‐R(CD-Recordable)の開発に巨額の投資を行い、巨大市場を生み出した。
>  ところが、台湾企業が一九九五年ごろからこの市場に参入してくると、日本企業は人件費や製造コストなどのトータルコストで勝てなくなる。三菱化学もそんな日本企業の一つであった。
>  記録媒体は、その後、CD‐RからDVDへと移る。このとき多くの日本企業はCD‐Rより一〇倍高度なDVDなら台湾企業に負けることはないと考えた。だが、三菱化学は、CD‐Rのときと同様のことが起こり得ると考え、どうしたらそうならないかという発想で、業界を超えて、国を超えてビジネス全体を構想した。
>  三菱化学は、まず台湾企業をライバル視するのではなく、味方につけることを考えた。台湾企業が強いのは、台湾政府の後押しを背景とした圧倒的なコスト競争力だ。それを味方につけることができれば、他の日本企業や欧米企業にも負けることはない。
>  詳細については、弊社の特別顧問でもある小川紘一氏(東京大学政策ビジョン研究センター・シニア・リサーチャー)の著作『オープン&クローズ戦略』(翔泳社)の一読をお勧めするが、三菱化学が自社にとっても、台湾企業にとっても得になるビジネスにするにはどうすればいいかを考え、お互いの強みを活かしつつ、弱点を補完する関係をつくり出したということがポイントだ。

>  三菱化学にはDVDに関する高い技術力はあるが、すべて自前で製造するとコストが高くなるという弱点がある。逆に台湾企業には低コストで製造するコスト競争力はあるが、DVDに関する高い技術力はない。
>  三菱化学は、自前至上主義を捨て、製造を台湾企業に任せることを決断し、自らはスタンパーとAZO色素系という部品の供給にフォーカスした。そして、台湾企業に技術や製造の方法をレシピ化してオープンにしつつ、その製造には自社の部品が必ず使われる仕掛けをつくった。つまり、どこまで相手にオープンにし、どこはクローズにするかを構想し、交渉し、実現させたのである。この方法で三菱化学は、売上は捨てることになるが、代わりに高い利益率と長期の安定的収益を得られている。