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書くしかありません
> 本というのは不思議なものでどんな作品でも本にしたら必ず読者が現れます。『メタモルフォーゼの縁側』で主人公がコミケで初めて自分の描いた漫画が売れたシーンがありました。本の形になっている限り誰かしら手に取ってくれる人はいます。作家にとって読者がいると信じられないことが、一番悲しいことかもしれません。書くことについてのノート太田明日香p.50

> 読者の反応を知りたいとか、本当に自分は必要とされているのかとか知りたくなりますが、反応を求めることにあまり夢中にならないほうがいいと思います。本になれば誰かしら読む人がいるのです。そしてそれはすぐには現れないものなのです。それくらいの悠長さで構えていたほうが気楽に長続きできます。出版社は会社なので採算が必要とされるし、商業作家なら生活がかかってきます。だけど、インディペンデントでやるなら、そこに汲々としていると売れるものも売れなくなってしまうような気がします。 インディペンデントの出版物を読みたい人は商業にはない初期衝動や独自の視点を求めているのではないでしょうか。つまり、二匹目のドジョウをねらう必要もないし、誰かの真似をする必要もありません。自分のものを読みたい読者がいることを信じればいいのです。書いていれば誰かが読んでくれるのです。書き続ければ、読み続けてくれる人が出てきます。そして、読者の存在を信じるためには、書くしかありません。書くことについてのノート太田明日香pp.51,2

描きたいものなんてなくていい書くこと。それしかない。書けば不思議と必ず読者が現れる。

> 書くことを論じるために費やす時間は、書くことをやめている時間でもある。書くことについて ~ON WRITING~ スティーヴン・キング p.153

> 作家になりたいのなら、 絶対にしなければならないことがふたつある。 たくさん読み、 たくさん書くことだ。 私の知るかぎり、 そのかわりになるものはないし、 近道もない。書くことについて ~ON WRITING~ スティーヴン・キング p.154

> 書き手はつねに読者を第一義に考えなければならない。読者がいなかったら、作家は虚空に吠えているのと同じである。読者の側に身を置くのは、かならずしも簡単なことではない。書くことについて ~ON WRITING~ スティーヴン・キング (p.132). Kindle 版.

> 名前は思いだせないが、 誰かが言ったように、すべての小説はひとりの人間に宛てた手紙である。 言いえて妙だと思う。どんな作家にも、 意中の読者がいる。書くことについて ~ON WRITING~ スティーヴン・キング p.232