ヴィーガンとノンヴィーガンのためのコミュニケーションガイドブック
> 多くのヴィーガンにとって動物性食品の摂取をやめるという決断は、 人生における最も力を要する選択の一つです。 しかし、その決断によって人間関係の崩壊という代価を払うこともよくあります。 ヴィーガンになることの見えざる代価はしばしば精神的な強い痛みを伴い、ショックでもあり意気消沈させるものです。 なぜならば、ヴィーガンにとっては自分の新たなライフスタイルは周りの人たちと共有できるはずの価値観に基づいたものなのに、そのライフスタイルに対する家族や友人達の防衛的な反応に直面するからです。 そしてノンヴィーガンもまたそのような破壊的なダイナミクスに悩まされるのです。ヴィーガンとノンヴィーガンのためのコミュニケーションガイドブック メラニー・ジョイ 18ページ
> ヴィーガンは動物を食べるという行為を支持しないし、安全でないと感じるような場面に自分自身をさらすべきではありませんが、 それでも身近にいるノンヴィーガンのその人の行動の根底にある人間性を尊重してあげるよう理解をする努力はできます。 なぜなら動物を食べること (カーニズムのイデオロギーに根ざしている)は、社会規範として広くいきわたっているため、 誰もが非倫理的行動と捉えるようなレベルでは見ていません。 このことを理解すればヴィーガンは身近にいるノンヴィーガンに対して、 ある種のアライシップを実践できることでしょう。ヴィーガンとノンヴィーガンのためのコミュニケーションガイドブック メラニー・ジョイ 25ページ