> 人間はストレスを感じるとコーチゾールというホルモンを副腎から出します。外からの危機に対して、血圧や血糖値を上げて活動の準備をするのです。朝目覚めたときにすぐ動き出せるのも、起床の2時間ほど前からコーチゾールが分泌されるからです。もともとストレスに対抗してからだを守るホルモンなのですが、現代社会では命の危険がないのにストレスによってコーチぞーるが大量に分泌され、血圧や血糖値が上がりやすくなっています。もともと外敵から逃げるためのホルモンなので、脳の前頭葉の働きを弱め、論理的でなく直観的、感情的な意思決定をさせます。長いものに巻かれる、群れに従うのも、コーチゾールです。コーチゾールが高いときの判断はあとで後悔することが多くなります。ストレスが長く続き、コーチゾールがいつも高い状態になると、自分で判断、行動ができない状態になります。これがうつ病です。LOH症候群 堀江重郎 p.34
> その武器の名は「コルチゾール」。コルチゾールは腎臓の上部に位置する副腎皮質から分泌されるホルモンの一つで、ストレスを受けたときに分泌が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれている。簡単に言えば、これが分泌されることでストレスを乗り越えやすくなるってことだな。セロトニン復活ストレス解消法No.457
> まず、人間の脳はストレスを感じるとアドレナリンとコルチゾールを分泌する。これらはストレスを受けると分泌されることからストレスホルモンとも呼ばれている。セロトニン復活ストレス解消法p.17
>一方で、コルチゾールはストレスによる脳の機能低下や血糖値の低下などを防ぎつつ、免疫力も高めてくれる物質だ。ストレスに対抗するためのエネルギーを蓄えてくれると言ってもいい。セロトニン復活ストレス解消法p.17
>補足だが、慢性的なストレスによって過剰分泌されたストレスホルモンが脳に直接悪影響を及ぼすってことも明らかになっている。もちろん枯渇する前段階の話だが、過度なアドレナリンは高血圧に繋がるし自律神経も狂わせる。コルチゾールは脳の記憶中枢である「海馬」を破壊して記憶力を低下させたり認知機能の低下や情緒不安定を引き起こすんだ。セロトニン復活ストレス解消法p.25