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象徴界
ラカンが提唱した精神分析用語。人間を規定する言語活動の場のこと。現実界想像界と共にボロメオの輪を構成する。幼児は想像界だけの享楽の状態から、父の介在と母の欠如を経て象徴を受け入れる。これを鏡像段階と呼び、幼児は生後6~8ヶ月にこれを経験する。鏡像段階を経た子供は自己と他者を区別するために言語的な象徴を使うようになり、これが言語の獲得につながる。

フランス語だとle symboliqueという。

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