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step.3-2 試しに一つだけブレイクダウンしてみる
箱をつくったので、早速ブレイクダウンしてみましょう。

(!) プロジェクトを一つ選んでください。
何でも構いませんが、迷うようなら「直近やること」を選びましょう。

※以降では「電子書籍デビューを検討する」というプロジェクトを選んだという体で進めます。

(!) 選んだら、以下手順に従ってブレイクダウンします。
アナログなら紙一枚か一ページを確保する
デジタルなら「電子書籍デビューを検討する.txt」など
<ここからは 1 で設けた記入領域上で作業します>
2. 対象プロジェクトに対し
1. 何をしたらゴールなのかを決め、記入する
例1:「通勤中に紙の本を携帯せず、電子書籍端末だけで読書できていること」
例2:「やっぱり紙の本が良い、という根拠と自信を手に入れること」
2. 必要なタスクと予定を洗い出す
かける時間はお任せします
5 分くらいでサクっとするか、10 分以上かけてじっくりとやるか
natural Planning Modelを使うとよさそう?takker
3. 洗い出したもののうち
予定
カレンダーに転記する
「何をどうすればいいかが明確」なタスク
その場でさらに明確にしながら記入していっても構いません
「これは誰かが行動してくれないと先に進めないな」という事項
連絡待ちに転記する
<ここからはプロジェクトの箱で作業します>
7. 対象プロジェクトに対し、進捗や所感を一言で書き込んでおく

イメージが湧きづらいと思うので、例を示しておきます。
あくまで一例です。プロジェクトを以下要素に分解できるのなら、手段も書式もお好みのやり方で構いません。
プロジェクト
俯瞰しやすくするため一言で状況を書けると嬉しい
プロジェクト詳細
ゴールや洗い出した内容などをまとめたもの
カレンダー
連絡待ち
次に取るべき行動
プロジェクトの箱
step.3-2 試しに一つだけブレイクダウンしてみる#620798e21280f0000040d723として、 > x などの進捗マークを書いています
project.txt
> 進行中 x 終了済 ・…… ・…… ・> 電子書籍デビューを検討する ・…… ・x …… ・x ……
ブレイクダウンする用の記入領域
project_電子書籍デビューを検討する.txt
■ゴール 以下のいずれかを満たすこと。 ・通勤中に紙の本を携帯せず、電子書籍端末だけで読書できている ・やっぱり紙の本が良い、という根拠と自信を手に入れる ■洗い出し とりあえず Amazon Kindle かなぁ 何円くらい? 安いので済みそう?妥協せず高い方がいい? 高い買い物だろうから妻に了承取っておかねば 小遣いない 次の給料日まで待たねば ブログ調べて読む 公式サイト読んでみる タブレットやスマホではダメなの? 誰か持ってないかな 触らせてほしい 記念すべき第一冊は何にする?
次に取るべき行動
nextaction.txt
・…… ・…… ・Kindle公式サイト読んでみる ・Kindle使ってる人の感想ブログ記事 5記事くらいは見たい ・「Kindleよりもタブレット」的なブログ記事 2記事くらい ・「Kindleよりもスマホ」的なブログ記事 2記事くらい ・Kindle説明書、ネットから入手できないか調べてみる ・妻はたぶん「紙の本でいいじゃん」でくるだろうから、覆せる言い分考えておきたい ・…… ・……
カレンダー
calendar.txt
・2020/03/04 (Wed) 明日から出張だからここまでにデビューしたい! ・2020/03/05 (Thu) 東京出張 ホテルXYZ ・2020/03/06 (Fri) 東京出張 ホテルABC ・2020/03/07 (Sat) 東京出張 新幹線 10:32 品川~
連絡待ち
watings.txt
・2020/02/20 妻 LINE Kindle買いたいんだけど ジョブ打った ・2020/02/20 友人A LINE Kindle見せて頼んだ

試しに一つブレイクダウンしてみて、いかがでしたか。
「色々見えてきてやる気が出てきた」でしょうか。
それとも「分解が大事なのはわかるけど時間かかる」「面倒くさい」ですか。
あるいは「別に project.txt に一行書いてれば、見たときに思い出せるからそれでいいのでは」と思った人もいるかもしれません。
いずれにせよ、大事なのは上記のレベルでいちいち分解し、書き留めておくことです。
今は一つだけなので楽勝に見えますが、GTD が回りだすとプロジェクト数は何十、時には何百となります。
そうなるともはや覚えられませんし、たった一行の記述から思い出すことさえ不可能でしょう。
忘れないために、そして後で思い出すためには、しっかりと書き残しておくしかないのです。
そういう意味では、今のうちに、このブレイクダウン作業に慣れておきたいところです。
この Tutorial.3 でも、もう少し手を動かしていきます →step.3-3 さらに一つ簡単そうなプロジェクトをブレイクダウンしてみる