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生まれてこないほうが良かった
>私達は読み始める価値はなかったが読了する価値がないとは言い切れない本を読んでいる(読了)
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>誕生日だが引き続き読んでいるバースデーケーキ
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>分かりやすい!
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/jigsaw/20200624 がきっかけでデイヴィッド・べネターさんのWikipediaを読んだだけで気になりが止まらなくなり、読んでいる。めちゃくちゃ丁寧になぜ生まれてこないほうが良かったのか、反論を一個ずつ潰しながら書かれている。まだ途中だけどおもろいわ〜、ちゃんとバカでもわかるように説明してくれるシャア・アズナブルを賢く優しくしたみたいな人だ。
シャア碇ゲンドウ、その他数多くのゲームやアニメのボス的位置づけキャラクターに類似する「なんか世界を終わらせたいな〜」のやつ。
べネターさんは、今生きている人生を続ける価値があるかどうかは一般的には決定できないと言っていて、あくまでもこれから存在させられるものたちにとっての存在する価値があるかどうかを問うている(そして無いという判断を下している)ので、その辺は今生きている人たちにちゃんと配慮されていて優しい。
納得だなーと思いつつ、現時点では「苦痛=悪い」という前提に反論されたらどうするんだろうなぁと思う。意思ある生命はみなマゾヒストだから、みたいな。
読了後、やっぱり「苦痛=悪い」の前提が少し脆弱だと思った。
世界はどうあるべきなのかな、エントロピー最大の状態を良しとするのか?
なんで多様性や秩序は良いのだろうか
性行為の結果でしか親になれないという思い込み、血のつながりとか、そういうのに未だに強い動機づけがされているけど、なんとかならんのだろうか
それを克服する力が理性なのでは
親になりたければ新しく人間を存在させる以外のやり方もある

これも気になる