20200624
>親になって子供を育てることは、幸福をもたらすとは限らない。子供の立場から見ても、子供は親を選べない点から、児童心理を知らなかったり、子供を奴隷扱いするなど育児に不適格な親のもとに生まれたら、必然的に子供は不幸になる。
>デイヴィッド・ベネターは、生まれてくることはその本人にとって常に災難であり、それゆえに子供を生むことは反道徳的な行為であり、子供は生むべきではない、と主張する。子供を生むことは、多くの動物がそうしているように単に何も考えずに性的欲求を満たすための行動である性行為の結果として引き起こされている現象であるか、または生む側の欲求を満たすために引き起こされている現象であるか(例えば子育てしてみたいといった欲求を満たすため、自分の老後の世話をしてもらおうという計算の為)、または判断するさいに生の質(QOL)を不当に高く誤評価していること(ポリアンナ効果)から起きている現象である、とする。
>ベネターは地球上の理想の人口はゼロであるとしている。つまり人間は絶滅した方がよい、と主張している。とはいえ即座に人類絶滅を目指すのは生まれてきてしまった人たちにとって大きい苦痛を伴うものとなるであろうから、少しずつ段階的に人口を減らしていき、最終的に絶滅する、つまりゆるやかに絶滅していくのが良いだろう、としている。ちなみにヒトに限らず、他の感覚を持った生物も、まったく生まれてこない方が良かった、つまり絶滅してしまった方が良い、としている。
先祖たちの小さな偶然の積み重ねで今ここに立っている、先祖たちの積み重ねを自ら絶ち切ってよいのか...?とずっと疑問におもっていたのだけど、苦しみがここまで連鎖してきて私も苦しんでいるとしたらここで苦しみの連鎖は絶ち切った方がよいのだろうな
人類や生きとし生けるものは絶滅した方がよいというのはなかなか刹那的ではあるが
妻に反出生主義の話をしたら、その話がまとまっている雑誌が返ってきた
面白かったのは、ベネターが「めいっぱい弾が込められた銃でロシアンルーレットをやっているようなものだ、銃口は自分の子供に向いている」と主張しているらしいところ
古代ギリシアでも既に厭世的な表現があったらしい、もっと勢いよく広まってくれれば今ごろもっと様相が違ったかもしれない
俺は仕方ないので精一杯生きるけど、人類は絶滅した方がいいな
年末にまとめてやると忘れそうなので半年分くらいでやりたい