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ぼくが生きてる、ふたつの世界

新宿ピカデリーで観た。あまりにも良かった。コーダ あいのうたととても似ている(それはそう)が、もうちょっと渋いし、コーダの主人公をそんなにヒーローっぽく描かない感じがコーダ あいのうたよりもなんかよかった、ちゃんとクズというか、ひねくれまくって現実にありそうって思えるような成長を遂げているところなど、あいのうたよりは抑制されていて渋くて良い。

少年期、小学生ぐらいまでの美術?ファミコンとかゲームボーイはもちろんなんだけど、衣装とかが見事と思った。授業参観のお母さんたち、ああだよね、みたいな。花がらのワンピース着て参観行く母親、今もいるのかな。子どもの服とかもなんか、絶妙に当時の感じが出ている、と思わせられて説得力があった。でんでんが「あの野郎、俺がツモるところだったのに喰いタンなんかでアガリやがって」と叫びながら血まみれで帰宅するところ良かった。途中の、受験に落ちて「こんなとこに生まれてきたくなかったよ」って言うところと、最後の無音のところで、2回泣いた。

トータルで「なんか最高じゃん」。パンフレットが売り切れてたことだけが残念。

>そこのみにて光輝く」「きみはいい子」などで国内外から高く評価されてきた呉美保監督が9年ぶりに長編映画のメガホンをとり、作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」を映画化。「キングダム」シリーズの吉沢亮が主演を務め、きこえない母ときこえる息子が織りなす物語を繊細なタッチで描く。
> 宮城県の小さな港町。耳のきこえない両親のもとで愛情を受けて育った五十嵐大にとって、幼い頃は母の“通訳”をすることもふつうの日常だった。しかし成長するとともに、周囲から特別視されることに戸惑いやいら立ちを感じるようになり、母の明るさすら疎ましくなっていく。複雑な心情を持て余したまま20歳になった大は逃げるように上京し、誰も自分の生い立ちを知らない大都会でアルバイト生活を始めるが……。
> 母役の忍足亜希子や父役の今井彰人をはじめ、ろう者の登場人物にはすべてろう者の俳優を起用。「正欲」の港岳彦が脚本を手がけた。

> 監督
> 原作
> 脚本
> 企画
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> 撮影
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> 美術
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> カラリスト
> リレコーディングミキサー
> サウンドエディター
> ヘアメイク
> 編集
> 音楽
> テーマソング
> キャスティング
> 演技事務
> 助監督
> 制作担当
> 協力プロデューサー
> ろう・手話演出
> コーダ監修
> 五十嵐大吉沢亮
> 五十嵐明子忍足亜希子
> 五十嵐陽介今井彰人
> 鈴木広子烏丸せつこ
> 鈴木康雄でんでん