第7話 突撃!企業のScrapbox活用事例 FiNCの巻
今回はわかばちゃんが株式会社FiNC Technologies(以下 FiNC)へ行ってきました!
FiNCさんのオフィスへ行ってみた!
というわけで、FiNCさんのオフィスにお邪魔します〜!
エントランスから入って右手には、パーソナルジム「FiNC Fit」有楽町店のガラス張りのトレーニングルームが2つ。
わぁ、おしゃれなスタジオ!さすがFiNCさんのオフィス!
「ウェルネスウィーク」といって、社員向けにヨガやエクササイズ、姿勢改善などのプログラムを受講できる週間もあるのだとか。
カッコイイ! 会社でヨガのレッスンが受けられるなんて最高ですね!
特別にスタジオを見せていただきました!
とんでもなく広い! これ、同時に100人はヨガできるんじゃないですか?
ではオフィスの方へ向かってみましょう。
道中には、ミーティングが捗りそうなファミレス席も完備されています。
そろそろFiNC開発メンバーが仕事をしているお部屋に着いたみたいだよ!
弊社のScrapboxは、今全部で10800ページもあります。
社員数は336人(2019年9月1日現在/グループ会社・アルバイト・インターン含む)。
1日あたり約80ページ、1ヶ月あたり約1200ページ以上、新規ページができているんです!
具体的にどんな内容が投稿されているのかな? FiNCさんのScrapboxをチラッと見せてもらおう!
FiNC SPIRITS投稿
弊社が大事にしている行動指針として10の「FiNC SPIRIT」があります。
1日2人 持ち回りで、FiNCの精神10個のうち1つをテーマに選んでScrapboxに投稿しています。
Value:FiNCが大切にしている価値観
Be Visionary
with Compassion
and Mindfulness
for Customers’ Smile
FiNC SPIRIT:Valueを土台とした、FiNCの行動指針
F:FiNC Family『FiNCの家族・仲間』
I:Integrity『誠実』
N:Non-Defeatist『成功を信じる』
C:Communication『コミュニケーション』
S:Speedy『迅速』
P:Profesional『プロフェッショナル』
I:Intensive『一生懸命』
R:Rational『合理的』
I:Improvement『成長』
T:Team-work『チームワーク』
「他のメンバーはどんなことを書いているのかな」とハッシュタグで見れるのが楽しいですね。
赤くなっているリンクの先のページを、後から誰かが作ってくれてたりとか。
はい。散らかった情報を、リテラシーの高い人がどんどんまとめて、マージ(統合)できるのがいいですね。
思いやりの詰まったQ&Aページ 〜ストックとしてのScrapbox フローとしてのSlack〜
Scrapboxを使い始めてから、ドキュメンテーションの文化が芽生えました。
今後、新規事業をリモートワークでもシームレスに仕事するために、Scrapboxの中にQ&Aページを充実させていっています。
もともと、告知事項や相談事はすべてSlackに書いていたんです。最近では、先にScrapboxに書いて、そのリンクをSlackに貼るという行動をとるようになりました。
もともとはSlackにストックしていたけど、Slackだと「あの内容、いつどこのチャンネルに書いたんだっけ」と検索するのが難しいんですよね。そもそもSlackはフロー情報向けのツールなので。
Scrapbox単体だと、更新がわかりにくいことがありますが、Slackと連携することでその問題点を解消しています。記事が更新されたら通知がくるので便利ですね。
編集されて5分経つとSlackに通知が飛んでくるよう設定できますもんね!私も使ってます! ところで、具体的にはどんなQ&Aページを作っているんですか?
知っておきたい会社のルール・ノウハウ
新しく入ってくる人が多いので、その人たちがスムーズに入っていけるようにScrapboxにまとめておく
いろんな人から社内用の開発環境について質問されるので、先にまとめておいて「はじめての人はここを見たらわかるよ」と誘導できるようにしている
一人前のPDになるためのドキュメント
新しく入社した人を迎えるウェルカムディナーの情報
などなど
すごい!充実の内容ですね。 でも、これらのドキュメント作るのに工数がかかって、肝心の開発にかける時間が減ってしまった…なんてことはないんですか?
あはは、まったく時間はかけていませんよ!
Scrapboxは非同期なので、ほとんど工数はかかりません。
非同期とは?
同期ツール……たとえばチャットだと、その場で即座に返信しないといけないし、相手がタイピングしている間も時間がとられますよね。
でも非同期ツールであるScrapboxは、自分が空いた時間にちょこちょこっと書き足しておいて、あとでまた時間があるときに他の人が追加したコメントを確認できる。
必ずお互いが同期していなくていい。お互いに無駄な時間が省けるというわけです。
今日の自分が明日を助ける! 個人日報
個人で日報を書くことで、今日何をやったか、思ったよりできた、できてないとか自分でも振り返ることができます。
もしかして「日報は必ず毎日書くように」って決められているんですか?
いえいえ、個人の自由です。
開発エンジニアは自分のために書いている人が多いですね。
ハッシュタグをつけておくと振り返りやすいですね。
あとは、「DONE」というアイコンを画像登録して、完了した印として貼って使うのも楽しいですよ。
Scrapbox エンタープライズ版を利用
FiNCの開発を支えるScrapbox毎日80ページというハイペースで、Scrapboxをフル活用しているFiNC。「FiNC SPIRIT投稿」といったFiNCならではのページもありつつ、新しく入社した人のためのガイドページや、Q & Aページなど、明日から真似できそうなアイデアもたくさんありました!
皆さんもぜひ、取り入れてみてはいかがでしょうか?
次回予告
次回は、pixivさんのオフィスに行ってみるよ!
公開されたお話はこちらから↓