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百人一首を崩し字で読んでみる〜10
百人一首を崩し字で読んでみる-10
秋の田の かりほの 庵の苫を あらみ
わかころも 手は 露にぬれつゝ


nishio
秋の田の
の:乃
かりほの
か:可
ほ:本
庵の苫を
の:能
を:越
あらみ
み:三
わかころも手は
か:可
こ:古
露にぬれつつ
に:尔
「つ」の繰り返しは「ゝ」これ?nishio
ですねーcFQ2f7LRuLYP
実は板かるたを所持していますnishio
我衣手は露にぬれつつ
「ぬれ」の部分がよくわからないnishio
漢字の「濡」?cFQ2f7LRuLYP
濡つゝ
上のデータセットの雨月物語の例
「れ」は無いのかな??nishio
のあとの送り仮名「が」が省略されているのと同じだと思いますcFQ2f7LRuLYP
「省略」というと語弊があるかもしれないけれども
なるほどnishio

春過て 夏きに けらし白妙の
ころも ほすてふ あまのかく山

春?
僕の記憶だと「春過ぎて」だけど、これを見ると「過ぎて」とは違うように見えるnishio
「過(すぎ)て」cFQ2f7LRuLYP
これも送り仮名の省略
よく見ると漢字の横にふりがながある
好色一代男nishio
補足: 「天」の崩れた「て」を「く」と混同していたnishio
夏きに
けらし白妙の
ころもほすてふ
あまのかく山

あし曳の 山とりの尾の したりおの
なか/\し夜を 独かもねむ

あし??の
「ひき」だと思うが構造がわからない、漢字一文字?nishio
たぶん「曳」だと思うcFQ2f7LRuLYP
「あし曳(ひき)の」
あー、なるほどnishio
山とりの尾の
したりおの
なか/\し夜を
独(ひとり)かもねむ
これも送り仮名がないパターンかnishio
ですねcFQ2f7LRuLYP

田子のうらに うち出て 見れは 白妙の
ふしの たかねに 雪はふりつゝ

田子のうらに
うち? 見れは白妙の
「うち出(いで)て」cFQ2f7LRuLYP
これも送りの省略か!
ふしのたかねに
雪はふりつゝ

ここまでで分かったことnishio
変体仮名の知識しかないのでかなしか読めてない
(当たり前だったw)
「かなしか読めてない」は事実では無い
漢字も一部読めてる
漢字が崩れていると読めていない
「白妙」は読めて「過」は読めない崩れ度合い

5.猿丸太夫
奥山に もみち踏分 鳴鹿の
こゑきく 時そ 秋はかなしき

(なるほど送り仮名省略か)
奥山に
もみち踏分 鳴鹿の
こえきく時そ
「こゑ」ですねcFQ2f7LRuLYP
なるほど「ゑ:恵」かnishio
秋はかなしき

のわたせる はしに
をく霜の しろきを 見れは 夜そ更にける

(しばらく元の歌が分からなかった、「しろきをみれば」に気づいてそこから逆算)nishio
理解した順番
をく霜のしろきを見れは
夜そ?にける
(「かささぎ」でかな漢字変換)
のわたせるはしに
をく霜のしろきを見れは
夜そ(更?)にける
あってそう
nishio実績解除: 崩されてる漢字をくずし字データセットで特定🎉

天原ふりさけ 見れは 春日なる
みかさの山に 出し月かも

「れ」と「な」が難しい文字nishio
れ:𛃾 (禮)
な:𛂄 (那)
なんかフォント入れたら表示されるようになるのかな

8.喜撰法師
わか庵は 都のたつみ しかそすむ
よをうち山と 人はいふなり

nishio
よをうち山と 人はいふなり
上の句何だっけな…
わか…しみ…しか…
わか庵は ?のかすみ? しかそすむ?
む:𛃑 (無)
思い出した「都のたつみ」か
た: 𛁞 (堂)
7.8完答ですねー🎉cFQ2f7LRuLYP

花の色は うつりに けりないたつらに
わか身よに ふる 詠せしまに

これは僕にとっては「いたつらに」の「た」の範囲をきちんと示すことがチャレンジだなーnishio
あ、これ柿本人麿で出てきてるな
「多」の「た」
眺めるという字が「眺」でなさそう
なるほど、詠嘆の「詠」は「ながめる」と読むのか
よい着眼cFQ2f7LRuLYP
ところでこの言偏の略し方は簡体字ともよく似ている(例:访)
このくらいの崩し方だと、僕は崩し字というよりは行書体と認識してそう

これやこの 行も帰るも 別ては
しるも しらぬも あふ坂の関

怪しい漢字をちゃんと調べたnishio
「行」(U+884C)「別」(U+5225)「関」(U+95A2)
「しるも」の「る」
「帰る」の「る」は珍しく省略されてない