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由良の門を わたる舟人 かぢをたえ ゆくへも知らぬ 戀の道かな

由良川の河口の流れが速い瀬戸を漕ぎ渡る船頭が、をなくして行く先も分からずに漂っていく。そんなようにこれからどうなるのか行く末が分からない私の恋の道行きだ。
舟人から私の恋の道にシームレスに移動するのいいよねcFQ2f7LRuLYP
この味は現代語訳では出ない。31音の原文のあじ

和歌の伝統上では由良紀伊国の歌枕
万葉集に用例
他の例
新古今・恋一・藤原長方
上の万葉歌の本歌取り