写研
フォントは自社の写真植字機向けにしか出していなかったが、2021年になって
モリサワと
OpenTypeフォント(PCで使える)を共同開発することが発表された。2024年にリリース予定。
その前に、2011年に
写研書体をPC向けにリリースする計画が発表されていたが、10年間写研サイドからは音沙汰なしだった。
写研の社史にはなぜかこのことが載っておらず、Twitterや写植ファンによる情報しかない。
写研のWebサイトも2021年までは存在しておらず、写研の紹介をするときはWikipediaの写研の記事へのリンクが貼られることが多かった気がする。
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写研が制作した書体を指す言葉。
多書体、二モニック式(アルファベットによる略称)
写研の写植機は
組版現場でのPCの普及とともに数を減らしているとされているので(要出典)、1990年代くらいまでの印刷物では多数お目にかかれるが、最近の印刷物で見ることは少ない。
絶対フォント感が身につくと写研書体とそれ以外の書体を区別できるようになり、写研書体が使われている制作物を見た時に「あぁ……
令和になってこの書体にお目にかかれるとは……」という気分になれる。
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使用例
一部改訂した結果、改訂箇所の数行だけモリサワの書体になっていることもよくある。
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2018年度?までの都立高入試の問題
2019年度以降はモリサワの書体が使われている(はず)
公道の案内標識(青い看板)
電算写植機のシステムから出力された
PDFを見ることができる貴重?な例。
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京王線や
JR東日本の駅構内の案内サインではゴナ(と思われる書体)が使われていた。現在は新ゴ。
「そ」が2画になっていたり、若干カスタマイズがされている
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株式会社写研の書体見本帳に用いられたコピー・商標であり、サンプルテキスト。