再び写経を必要とするとき
あちこちで言及されてるのでもっとアクセスしやすいところに置いた
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3節 情報収集の3つの方法 / 4項 片っ端から / 5目 再び写経を必要とするとき
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あなたの中の理解が進むにつれて、
写経の必要性を感じにくくなります。
たとえばいくつものプログラミング言語を学んでいくと、新しいプログラミング言語を使うときに、写経しなくてもでも理解できるようになります。
てもでもになってる
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ほんとだ
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この状況になると、写経は自分にもう必要ないと感じるようになります。
写経なしでどんな言語でも習得できると感じるようになります。
写経はプログラマーとしてのキャリアの初期フェーズにだけ必要なもので、自分はもうそのフェーズを過ぎたのだから写経は必要ないと感じるようになります。
プログラミングの得意な読者の中には、今まさにそう感じている人もいることでしょう。
私もそう感じていた時期がありました。
しかし、それは勘違いです。
写経なしでどんな言語でも習得できるのではありません。
今までに学んだ言語と共通部分の多い言語が習得できるだけです。
あなたが写経の必要がないと感じるのは、あなたが
新しい分野にチャレンジしていないからなのです。
あなたが苦労せずに使える「新しい言語」を学んでいるとき、それは大部分すでに学んだことで構成されており、あなたは
新しい概念をほとんど学んでいません。
効率良くたくさん学んだつもりになって、実際はあまり新しいことを学んでいないのです。
これは良くない精神状態にはまっており、気付いて抜け出す必要があります。
私がそれに気付いたのは、
Alloyというプログラミング言語に出会ったときでした。
Alloyは、一般的なプログラミング言語のように命令を並べるものではありません。
プログラムの基本的な構成要素が「
関係」であって、関係の演算をしたり、事実の宣言をしたりして、モデルを記述していく言語です 。
この言語を学ぼうとしたとき、私は本の説明を読むだけでは全然頭に入りませんでした。
プログラミング言語の習得力に自信を持っていた時期だったので、理解できないということに当惑を感じました。
Alloyパラダイム違いすぎる
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何かのきっかけで写経のことを思い出し、初心に戻って
写経をして、ようやくわかるようになりました。
自分が写経のことを忘れていたことに気付き、なぜ忘れていたのか考えることで、自分が新しい分野に挑戦していなかったのだということに気付きました。
今では、写経しなければわからないぐらいの新しい分野に、
定期的にチャレンジしていくことが大事だと考えています。
このへんの背景にはどういう価値観があるんだろう
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>これは良くない精神状態にはまっており、気付いて抜け出す必要があります。
これ=「写経なしでどんな言語でも習得できる, 自分はもう初期フェーズを過ぎたのだから写経は必要ない」などと思うことと読んだ
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>今では、写経しなければわからないぐらいの新しい分野に、定期的にチャレンジしていくことが大事だと考えています。
たしかに、それはありそう
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わ、わかるなぁ…
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行動し始める最初のステップとしてはありではあるが……
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元々の発想は「新しい言語を学ぶことによって新しいの
ものの見え方を獲得するのが有益」だった
しかしそこをスルーしてキャッチーな「毎年一つ」がフォーカスされた
その結果、ものの見え方が変わる必要のないような、表層的なところしか違いのないようなプログラミング言語をたくさん学んで
数を誇るような人が発生してた