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deol.nvim
概要
deol.nvimは、VimまたはNeovimのターミナル機能及びタブ機能を利用し、シェルを便利に扱うためのプラグインです。
denite.nvimddu.vimなどのソースも提供されています。

deol.nvimが提供するバッファ
deol.nvimには以下の2種類のバッファが存在します:
deolバッファ
deol#start によって開かれるバッファです。Vim/Neovimのターミナルバッファを拡張し、便利な機能を提供してくれます。
デフォルトでは &shell に設定したシェルが起動します。
Vim上で :cd を実行すると、デフォルトでdeolバッファが起動しているシェルのカレントディレクトリも切り替わります。
deol#start のオプションによって、シェルを起動する際の挙動などをカスタマイズできます。
vim
# :h deol-options call deol#start({ 'command': 'zsh', 'split': 'vertical' })
編集バッファ
deolバッファ上で実行するコマンドを入力することができるバッファです。
deol#edit() を実行したり、deolバッファ上で e を入力するなどの方法で開けます。
deolバッファ上で直接コマンドを実行することも可能ですが、編集バッファにはdeoplete.nvimdeoplete-zshなどと併用できたり、 :{command} 形式のコマンドはVimのEXコマンドとして実行できるなどのメリットがあります。

基本的な使い方
1. deol#start コマンドでdeolバッファを開きます。
2. 必要に応じて deol#edit コマンドなどで編集バッファを開き、コマンドを実行します。

編集バッファの使い方
このバッファ上でコマンドを入力して <Enter> を押すと、入力されたコマンドがdeolバッファで動作しているシェルで実行されます。

自動補完
デフォルトでは、編集バッファのファイルタイプには zsh が設定されます。
そのため、deoplete.nvimhttps://github.com/deoplete-plugins/deoplete-zsh等のプラグインを使用すれば入力補完が効きます。

deolバッファのキーマッピングについて
g:deol#custom_map 変数を設定することで、カスタマイズが可能です。
デフォルトのキーマッピング
C-z ( <Plug>(deol_bg) ) - 新しいdeolバッファを作成します。
e ( <Plug>(deol_edit) ) - 編集バッファを開きます。

カスタマイズ/設定例

API
deol#start() - deolバッファを開きます
deol#edit() - 編集バッファを開きます
deol#cd({directory}) - deolバッファで開いているシェルのカレントディレクトリを指定したディレクトリへ変更します
deol#set_option() & deol#set_local_option() - deol.nvimの設定を変更するためのAPI