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JSRとdeno docで認識されるJSDocタグについて
はじめに
JSRdeno docコマンド※には、標準のJSDocでは定義されていない独自のタグが存在します
JSRdeno docコマンドにおけるドキュメントの生成では、内部的には同じ仕組みが利用されているようです (jsr-io/jsr/api/src/docs.rs)
deno docが認識するJSDocタグについてはdenoland/deno_doc/src/js_doc.rsで定義されているようなので、こちらを参考に見ていきます

特殊なJSDocタグについて
対象のAPIが実験的であることを示す際に使います
TSDocにこのタグがあるようで、それを採用している模様 (https://tsdoc.org/pages/tags/experimental/)

これはJSDocにもTSDocにもない、完全に独自なタグの模様
あるAPIがどのようなカテゴリに属するかを指定できます
Deno本体の型定義ファイルにおいて使われています (例: denoland/deno/ext/url/lib.deno_url.d.ts#L8)

対象APIが内部APIであることを示すために使います
TSDocから流用されているようです (https://tsdoc.org/pages/tags/internal/)

Deno本体においてあるAPIがどのパーミッションを要求するかを指定するための用途などで使われている模様 (例: denoland/deno/ext/net/lib.deno_net.d.ts#L194)
これはJSDocTSDocでは定義されていない独自のタグである模様