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人間の条件
public
> ハンナ・アーレントは「人間の条件」の中で、"人は私的な領域から出て活動=演技(アクション)することで初めて公共的な存在になる"と主張しました
By: ハンナ・アレント、志水速雄

ピンク色のハイライト | 位置: 91
>現代の科学的な世界認識の「真理」は、たしかにそれを数式で証明し、技術的には立証できるのだが、もはや普通の言葉や思想の形で表現できない。これらの「真理」を概念的に理路整然と語ろうとする途端、その結果出てくる言葉は「おそらく『三角形の円』
ピンク色のハイライト | 位置: 105
>言論こそ人間を政治的存在にする
ピンク色のハイライト | 位置: 136
>私たちが直面しているのは、労働者に残された唯一の活動力である労働のない労働者の社会という逆説的な見通しなのである。もちろん、これ以上悪い状態はありえないだろう。
ピンク色のハイライト | 位置: 167
>労働laborとは、人間の肉体の生物学的過程に対応する活動力である。
ピンク色のハイライト | 位置: 177
>すなわち、地球上に生き世界に住むのが一人の人間manではなく、多数の人間menであるという事実に対応している。
ピンク色のハイライト | 位置: 189
ピンク色のハイライト | 位置: 1,014
>ローマ人ならvirtusと名づけたはずの卓越そのものは、いつの場合でも、人が他人に抜きんでて、自分を他人から区別することのできる公的領域のものであった。公的領域で演じられるすべての活動力は、私的領域の活動力が及びもつかぬほどの卓越を得ることができる。卓越は、本性上、他人の臨席を必ず必要と
ピンク色のハイライト | 位置: 8,373
>の領域である。そこでは、人びとは、公的領域におけるように、行為と言葉によって自ら
ピンク色のハイライト | 位置: 8,441
>つまり、オムレツを作るのは「労働」であり、タイプライターで作品を書くのは「仕事」なのである。