予測市場の種類について紹介
この投稿は、
Futarchyの議論の中で「事前知識として知っておいた方がいいよね」というテンションで出されたもの
まずは抽象的な概念から。これは軽く理解してその後の具体的なモデル説明を読むのがおすすめ
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それぞれの種類の予測市場には必ず以下の要素を持つ。
2. どの場合も、担保トークンを1つの結果トークンと交換することができるし、結果トークンを担保トークンに交換する(戻す)ことができる
結果が「複数の選択肢」として定義可能なもの
具体的には以下のような形で、「はい」『いいえ」で答えられるものや、「候補者の名前」のようなもの。
>“Will the groundhog see his shadow?”
>── Outcome tokens: YES
, NO
>“Who will win the election?”
> ──Outcome tokens: ALICE
, BOB
, CINDY
指定された範囲の値の中でこの値は動くものになる
2つの結果トークンを持つ
期限になった時、
上げトークン(the upper bound token)は (RESOLVED_VALUE - LOWER_BOUND)/(UPPER_BOUND-LOWER_BOUND)
で担保トークンと交換することができる
下げトークン(the lower bound token)は (UPPER_BOUND - RESOLVED_VALUE)/(UPPER_BOUND - LOWER_BOUND)
で担保トークンと交換することができます
具体例: 「2019年初めの『金の1ozあたりの価格』を予想する」
>“What will the price of gold per oz be at the beginning of 2019?”
>市場が1オンスあたり1,000ドルに落ち着くとロングトークンは0.5枚の担保トークンの価値がありショートトークンは0.5枚の担保トークンの価値があることになります。
真ん中だしね、これに関しては直感的
>市場が1オンスあたり1,500ドルに落ち着くと、ロングトークンの価値は0.75担保トークン、ショートトークンの価値は0.25担保トークンになります。
数式でも説明してみる
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0.75担保トークン
= (1500 - 0 )/(2000-0)
0.25担保トークン
= (2000 - 1500)/(2000-0)