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中心と周縁
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>文化人類学者の山口昌男は、その著書「文化と両義性」の中で、「中心と周縁」という二項対立的思考の枠組みを提唱しました。
>  あらゆるレベルの社会構造は「中心」と「周縁」の有機的な組織化の上に成り立っています。「中心」は秩序、「周縁」はそれを動的に再生産する力です。 人間社会の中心部は、ともすると惰性化・硬直化する傾向にあります。それをゆさぶり、組み替えを促すのはいつも「周縁的な存在」です。それは空間的には、村はずれ、川向こう、峠の向こうにいます。また時間軸で考えれば、夕暮れ時(逢魔時)、夜、そして祝祭日(日常の価値が逆転する日)にあります。
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>中心:マジョリティー
> 構造的な特徴
> 偏差が小さく、皆よく似ている
> 群れたがる。人と同じであることを好む( はみ出すことを恐れる )
> 垂直方向に差異化が進む
> 垂直方向の差異によるアイデンティティーの確立
> 競争を好む。勝ち負けに価値を見出す。数値評価を気にする。

これ、大衆みたいな概念?tkgshn
>現代マジョリティーの特徴
> 誰が多くの子孫を残してきたかを考えれば、現代のマジョリティーの特徴がわかります。それは、産業革命以後の資本主義社会に適応した人たちで、法のもとに平等で自由な人格を前提としながら、人格そのものが商品化 (物化) することによって生じる階級関係を基本とする考え方がベースにあります。
> 「価値」は、価格に置き換えられる(需要と供給のバランスで決まる)
> 価格 = モノの価値、給与の高さ = 人の価値・・・
> 縦の構図の中に少数の資本家と大多数の労働者という境界が存在する
> 奴隷体質(資本家も労働者も「ルール」の奴隷)
> 奴隷の最大の特徴は、自分自身が奴隷であることに気づいていないこと
> 人は労働者として生産に関わると同時に、消費者としてモノを買う
> 多くの人が、生活に必要なモノは「買うものだ」と思っている
> 定住する・家を所有する
> 思考回路が安定的かつ皆よく似ている
> 常識に洗脳されていて、文字通りその事実には気づいていない
大衆の反逆みたいな話だ

そういうことではない気もするけど、まぁ解釈はそうできる