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ゲンロン0 観光客の哲学
public
(著) 東浩紀
ISBN:490718820X
>第71回毎日出版文化賞(人文・社会部門)受賞!
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>ナショナリズムが猛威を振るい、グローバリズムが世界を覆う時代、新しい政治思想の足がかりはどこにあるのか。
>ルソー、ローティ、ネグリ、ドストエフスキー、ネットワーク理論を自在に横断し、ヘーゲルのパラダイムを乗り越える。
2023/2/5: 途中まで読んでるけど、確かにこれはネットワーク理論を使いこなせるのはかなり評価高いというか、センスを感じる
>著者20年の集大成、東思想の新展開を告げる渾身の書き下ろし新著。
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>【目次】
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>第1章 観光
>付論 二次創作
>第2章 政治とその外部
>第3章 二層構造
>第4章 郵便的マルチチュードへ
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>第2部 家族の哲学(序論)
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>第5章 家族
>第6章 不気味なもの
>第7章 ドストエフスキーの最後の主体

今本で読んでるけどKindleあるじゃんtkgshntkgshntkgshn


以下の誤った二分法を正す
村人」: 特定の共同体にのみ属する
旅人」: どの共同体にも属さない
ここに「観光客」というものを加える
基本的には特定の共同体に属しつつ、ときおり別の共同体も訪れる

ここら辺のスタンスは、過去の著書「弱いつながり」でも触れてるぽいtkgshn

中心と周縁も含めて、他者を大事にしろという普遍的な主張

マクロで観光客は増加している
初めて人類が移動すること、「娯楽としての観光」が民主化された時代

観光とは何か
国境を越えるとは何か
難民移民も含まれる

一応語源を調べる
イギリスの貴族にあった、「若い頃にヨーロッパ文化の継承者として自覚を深める教養旅行」が"グランドツアー"というもの
=観光とは近代以降の概念

産業革命の後に観光は誕生
消費社会以降の話
「労働者が休暇を取る」というのが少なかったっぽい


トマス・クックが「観光」概念を作った
鉄道を利用した最初の大衆観光の企画者
その観光は、政治的に難しいテーマな場所(政治的に微妙な関係だったスコットランド, 地方貴族の邸宅のカントリーハウスなど)も対象になっていた
啓蒙活動としての「観光」を目的としている
第一回万博博覧会とかもその対象だったっぽい

>クックは、観光を通じて大衆を啓蒙し、社会をよくすることができると本気で信じた人物だった。近代観光の歴史はその信念から始まっている