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我が子に送るタスク管理 プロローグ
まずは、卒園おめでとう。これからあなたは新しい環境の中で、過ごすことになると思います。そこで、あなたに何を贈ろうかと考えていて、ちょうどいいタイミングなので、あなたの新しい門出にタスク管理を贈りたいと思いました。(実はこれまでにも何度か贈っていましたが、あなたは多分気づいていないので、そのあたりもお話ししておこうと思います。)

まずは、タスク管理ってなに?と思ったでしょう。ここにいい本があります。『「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門 (星海社新書)』です。大きくなったら本棚から持っていくといいと思います。地獄と聞いて怖くなったかもしれませんが、エンマ様は、登場しません。登場するのはタスク管理、つまり「やること」との付き合い方です。

あなたにも「やること」がたくさんあります。幼稚園にいく、お友達と遊ぶ、お菓子を食べる。さて、これまでは自分の「やりたいこと」が多かったのに、あれやこれやと言われて「やるべきこと」が多くなります。今もお母さんに「宿題はしたの?」、お父さんに「お片づけは?」と言われるあれです。そんな「やるべきこと」や「やりたいこと」をまとめた「やること」の扱い方が大切になります。

これから「やること」(ほとんど「やるべきこと」⁉︎)がいっぱいで大変、と思うかもしれません。ただ、今「やること」を与えられているはまだいいのです。その後、自分でやることを考えて、やりきる必要が出てくる時がきます。まずは「やること」を与えられた状態での「やること」との付き合い方は、そのための練習だということも覚えておいて欲しいです。(でないと「やること」が与えられた状態でしか、行動することができなくなるので気をつけてください)

これからあなたは本格的に「学ぶ」ということをする場所に通うことになります。これまで遊びを中心に過ごしてきた環境から一変して、「学ぶ」ために勉強が始まります(もちろん、遊びを通して学ぶことは否定しませんよ)。ですが、「なんでこんなことやらないといけないのだろう」そう不思議に思うことは、良いことです。実は、学ぶということは「問う」ために行うものでもあるのです。それでは、そのあたりからお話ししましょう。