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『ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編――仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法』
(著) デビッド・アレン (監修 翻訳) 田口元

玄武副題に惹かれて2018/10/21購入してしまいました。
玄武途中、はじめてのGTD を読むことにして、本格的に読み始めたのが2018/12/23からでした。
2019/1/13ようやく読了致しました。
GTD 椀子そば状態。
ひとつ上のGTDの前半に割かれているGTDの必要性・優位性は、はじめてのGTDの重複とまではならないまでも繰り返し説かれていることでした。
はじめてのGTDは、GTDとは何か、なぜ必要なのかを説明し、GTDのワークフローに則った状況をコントロールするための5つのステップを詳細に書いていることに対して、ひとつ上のGTDでは、将来への見通しを定める6つのレベル(高度モデル(全面改訂版ではHorizonモデル))ついての詳細が後半は多く書かれていました。
具体的な例(ある人物が突然事業を遺産として受け取ることになった)を元にGTDを行った場合のことが書かれていて、自分のやっているGTDと比較できて参考になりました。

玄武読書メモ
p.35
>ワークフローモデルで視野に入っていながらも、直接対応できていないものがあった。それは「プロジェクトの管理」である。「収集」したものを「処理」するには、少し上のレベルからそれらを見渡し、それぞれに必要なプロジェクトを見極め、それらを進めるために必要な次の行動を決めなければならない。
そのためのナチュラルプランニング=プロジェクト管理のプロセスであると。
原書の同じ箇所を確認してみる(Kindle版 28/310ページ)と、project planning and managementや“project planning”という単語がありました。
「プロジェクト管理のプロセス」と訳してある箇所は、原書では"planning processes"とありました。
なんとなくプロジェクトの管理(management)というよりはプロジェクトの計画(planning)寄りな気がします。
「計画」も大きくみて「管理」のうちに含まれる(「管理」の一プロセスとしての「計画」)という考えなのかもしれません。
つまりナチュラルプランニング=プロジェクト管理のプロセス=プロジェクトの計画であると。
ナチュラルプランニングが「プロジェクトの管理」?ということに疑問を持って書き出してみたものの至極当たり前の結論にたどり着きました…

p.89、p121
状況のコントロール
収集
見極め
>GTDのワークフローモデルではこのステップを「処理」と呼んできたが、より広い視点で考えると、ここでやっていることの本質は「見極め」である

p.122

p.133
>物事を成し遂げていくためのプロセス
>「望んでいる結果は何か?」 最終的に何を達成したり終わらせたりしたいのか。
>「次にとるべき行動は何か?」 その目標に近づくために次にやらなければならないことは何か。