企業が事業を維持・継続し、あるいは 拡大・発展させるために行っている業務のやり方や取引先との関係、収益などの「構造」を、特定の 視点と形式で表現したもの。

もしくはその構造そのものを指す場合もある。

ここでいうモデルとは、現実（または計画や理想）を特定の側面で解釈・抽出した抽象概念のことで、事業活動における各業務プロセスの機能とその関係 （ビジネスプロセス）、情報や資金の流れ、組織構造や収益構造などをそれぞれの側面で抽出し、目的に応じて具体的な数値モデルや図式を作成していく。

いわば、現実のビジネスという複雑なものを、いろいろな切り口で単純化して本質を取り出すことだといえる。

図式化には、インフルエンスダイアグラムやIDEF、ERD、DFD、UMLなどが使われることが多い。

モデルを作ること（モデリング）のメリットは、

1. 現状を分析して問題の理解、解決策の評価を行う

2. 計画中のビジネスモデルをシミュレートする

3. 他社のビジネスモデルを参照モデルとする

4. 企業活動の設計図としてあるべき姿を設計してプロジェクトメンバー間で意識の統一を図り、BPRや情報システム化を推進する

といったことが挙げられる。

ITの世界では、企業システム開発の前提として企業の業務フローやビジネスプロセスの構造がどうなっているかを分析するという意味で使われることが 多く（この場合、ビジネスプロセスモデリングともいう）、経営の分野では収益が重視されるためか、「儲けを生み出す 仕組み」を表す言葉として使われること が一般的である。

ビジネス（business） - モデル（model）

事業戦略（business strategy）

売上、セールス(sales)

費用(expense)

APQCビジネスプロセスモデル（APQC Process Classification Framework）

事業計画、ビジネスプラン（business plan）

ビジネスプロセスモデリング（Business Process Modeling）

政策・業務参照モデル（BRM : Business reference model）

ビジネスルール（business rule）

比較生産費説、比較優位（comparative advantage）

マーケティング（marketing）

経営戦略論（strategic management）

戦略策定（strategic planning）

エンタープライズアーキテクチャ（EA : enterprise architecture）

Component business model

フリーミアム（freemium）