インターネット上の言葉遣いが荒くなるのは推薦サービスが短期的なせい
人間に罪は無い。ジマンパワーの負の側面なのだ
推薦システムの実装難易度の都合で、人間の行動や価値観が歪められている気がする
瞬間的に話題沸騰した記事しか推薦されない
じわじわ長期間かけて熟成されている議論を検出できない
最近登録されたデータしか対象にしていないように見える
DB内の全件に重み付けをしなおすコストが大きいからか？
表示方法の問題かもしれないけど
行動原理が歪む
力強い言葉を使って短期間に拡散させないと誰も反応してくれない
承認欲求を満たせない
急ぐ必要がある
推薦サービスがせいぜい直近48時間にインデックスされたURLしかオススメに表示しない為
炎上してなければ存在しないのと同じ
とにかく大騒ぎして即時炎上したくなる
暴れる人と行儀の良い人なら前者が注目される、ただそれだけ
他人からの注目を集める事だけが目的のゲームが開催されている
これらのサイトは本文の内容に基づいた推薦システムを持っていない
ただ注目を集めたかどうかだけで価値が決まる
Scrapboxの様な文書を保存するサービスのユーザーが、これら外部の推薦サービスを意識してしまった場合
だから外部の推薦サイトの影も形も意識させてはならない
特にはてなブックマークの機能構成・設計は気になっている
最初にスターが付いた10人が、注目コメントの欄に居座ってしまう
最初の10席が埋まると
遅れて熟考してきた人のコメントは「その他のコメント」の中に埋もれ、評価されにくくなる
自分のコメントを他人に見てもらうには
とにかく素早く、強い言葉で揚げ足をとって目立つ事
これが最善手になってしまう
注目コメントは★の数で決まるが、自分が非表示設定したユーザーが付けた★もカウントされている
コイツ悪趣味だから見たくないなーと思って、相手を非表示にしても
その人が付けたスターが、注目コメントに反映されてしまう
同系統の悪趣味なコメントを無限に見る事になる
原因
はてなスターとはてなブックマークが別サービスなせい
非表示ユーザーのスターを注目コメントの集計に反映しないでほしい
まともなコミュニケーション手段が無い
この3つしかない
1. ブックマークコメントに★を無制限に付ける
2. 相手を未来永劫非表示にする
しかしスターには出てくる
3. 相手のユーザー名含めて200文字以内で反論する
200文字は少なすぎる
意見の複数回の往復は不可能
複数人とやりとりできない
ブックマークページをブックマークするという2,3,4,5階建て構造を作る事で、複数回の往復を行っている人は存在する
そのやりとりは当事者間でしか可視化されない
意見のやりとりははてなダイアリーやはてなブログでやるべきだと思う
しかし、その導線が全く無い
以上の要素のせいで
本文読まずに素早く長文イキリブクマコメントしてしまう
ヘイト耐性が高い人だけが生き残り、互いに高めあっていく
それが一番はてなスターを集めて、人気コメントの一番上に輝きがち
この問題に対してできる事
1. 大騒ぎしなくても、長期的な評価で良いものを掬い上げてくれる推薦システムを作る
誰かがんばって作ってくれ。本当に必要だと思う
2. もしくは、他人からの承認を必要としない、圧倒的な自己満足を得られるシステムを作る
私はこっちをやります