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Fusion 360 で簡単なケースを作る:7. ケースに端子穴をあける

前回までのステップで完成したケースに足りないものとして,以下のようなものがある:
ケーブルを出す、または基板上の端子を露出させるための穴(開口部)
ゴム足を接着する目安になるくぼみ


演習
寸法は適当に決めて良い。
ケーブルを出す穴をモデリングする。
ゴム足を接着する目安になるくぼみをモデリングする。

hr

ケーブル穴のモデリング例(略解)
ヒストリをフィレットの前まで巻き戻す.
ヒストリ(履歴)機能とは,モデリングの操作を記憶しておき,あとから履歴を遡って操作を変更・追加できるようにする機能のこと.これにより,一旦面取りの前まで戻り,ケーブル穴をあけ,面取りを前回と同じ設定でかけることができる.

ヒストリ機能は,画面左下にある.

穴をセンターに作図する.

穴をあける.

スケッチを作成し,穴の縁をオフセットする.

奥へ 6mm 押し出す.
※ ここでは簡単のため側面に垂直に穴をあけているが,段取り回数が増えることにより,切削のコストアップ要因になる場合がある.例 (2) (3) の形状だと,上面・下面からの切削で済むので多少安くなる.



ゴム足用のくぼみを作る例(略解)
まず,ゴム足を選定する.ここではトラスコ中山の 6mm クッションシールとする

底面から5mmオフセットした矩形の四隅を足の位置とする

径 6.5mm ,深さ 0.5mm でくぼみを作る
※ ここでは簡単のため底面に垂直に穴をあけているが,段取り回数が増えることにより,切削のコストアップ要因になる場合がある

ヒストリを最後まで送る


完成