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面取り

基本的な面取り
基本的な面取りには,C面とR面がある.
45度で面取りをする場合はC面 (chamfer) ,円弧で面取りをする場合はR面,またはフィレット (fillet) と呼ぶ.
なお,円弧で面取りをすると面取りの境目が目立ってしまう.詳しくは面の連続性を参照.


どれくらい面を取ればよいか
Touch Bar 搭載モデルの MacBook Pro の角は,手を怪我しないように C0.15 で面取りしてある.なお,キーの穴は面取りをしていない(いわゆる「ピン角」).
Apple は限界を攻めることで有名なので,自作キーボードの場合はこれがひとつの目安になりそうlunar0

面取りの測定方法
大きめの面取り
定規を当てれば大体わかる.
正確に測りたければ,ゲージや専用のノギス などを使う
小さめの面取り
先述の MacBook Pro の角などは顕微鏡を使って測る.
lunar0は PEAK のポケットメジャリングスコープ http://amazon.jp/dp/B00VJV3SCG を使っている.撮影は iPhone のカメラを接眼部に押し当てて撮影(コリメート撮影)

触って痛くない角を作る
ぶっちゃけ見た目優先で痛い角を作ってもいいよねlunar0.icon
左から,痛くない角,痛い角,痛くない角.
面取りを大きく取る(例:kbdfans 5° 60% keyboard aluminum case
面取りを小さくシャープにしたい場合,最低でもどれか1つの面を大きめに取る.(例:MacBook Pro)

面取りの原則
大きな半径のフィレットを先にかける.

面取りの加工指示
面取りの公差は,通常の公差よりも粗い.