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「思う」と「考える」
人間の主要な知的活動。
日常会話ではあまり区分なく使われることが多い

『すべてはノートからはじまる あなたの人生をひらく記録術』では、二重過程理論に基づいて、システム1寄りの知的作用を「思う」とし、システム2よりの知的作用を「考える」とした。
刺激に対する直接的な反応としての「思う
メタ認知が効いた「考える
この意識的な「考える」を何度も繰り返していくうちに、「思う」として取り込まれることもある。

>ごく簡単に両者の違いを表現するなら、「思う」とは主に「心」の働きであるのに対して、「考える」とは主に「頭」の働きです。
>
> 「思う」は感覚的、主観的、全体的であるのに対して、「考える」は論理的、客観的、分析的であるともいえるでしょう。
>
>「思う」に比べると「考える」ことで得られた結果は「段階に分けて、理由や根拠とともに提示できる」可能性が高そうです。「思う」ことで得られた結果も、理由や根拠が言えないわけではありませんが、それらとは次元を異にしそうです。
とある。
この指摘は、『啓蒙思想2.0―政治・経済・生活を正気に戻すために』で述べられた理性の特徴と非常に近い。
>システム2──合理的、分析的
>言語および反省意識と関連
>低速、直列処理
>ワーキングメモリと一般知識に結合
>抽象的・仮説的思考が可能
>随意もしくは制御されている──指示ならびに意向に対応する
>高労力

アダム・グランドの『THINKI AGAIN』では、「再考」(もう一度考える)と呼ばれる
一度考えて、もう一度考える。
前者が「思う」であり、後者が「考える」だろう。
考えたことについて考えたことについて考えるのだから、メタ認識が起きていると予想される
Magic The Gatheringのカードに「熟慮」(英語名 Think Twice)がある。
これも同じようなもの