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アドホック

「アドホック」とは特定の目的のための、その場限りの、取ってつけたような、などの意味を持つラテン語の語句のこと。
ペンシルパズルにおいては、決まった形を覚える、身につけるものではなく、
盤面を見てその場で決まり方を考えることが多いパズルのことを指す。
決まり方を考える時の用語のため、理詰め系のパズル種に用いられ、試行錯誤を中心としたパズルには使われない。

対義語は手筋
類義語は非手筋

アドホック系のパズルの例
局所的な配置からの決まり方が体系化されておらず、
その場の盤面を見て考える、アドホックと言われがちなパズルの例を指す。


手筋系のパズルの例
局所的な配置からの決まり方が体系化されており、身につけていく傾向のパズルの例を挙げる。


アドホックな手筋
手筋と呼ばれているものの中には、「局所的な配置からの決まり方」は決まっていないが、
「考え方の性質」を表しているものがある。
アドホックと呼ばれるパズルでも、考え方のパターンは分類できることがある。

フィルオミノの五大手筋「基本伸び」「弾き」「発生」「吸いこみ」「噴き出し」は局所系を示すものではなく、考え方の性質を表している。

考察
20世紀に流行ったパズルは手筋系、21世紀に流行ったパズル種(例:ダブルチョコチェンブロチョコバナナ)は非手筋系という分析がされている。
(筆者注)近年、インターネットでヒットしたヤジリンへやわけぬりみさきが手筋開拓によって人気を博したことから、
二極化、棲み分けされるようになったという見方もできる。