9674_どうぞお座りください。ピクチャーガーデンの中の、座り心地が良さそうなこのイスに
今日は、国際バラとガーデニングショウに来ています。狭山市の隣り、所沢市のメットライフドームでの開催なのですが、第20回にして私は初めて、このガーデニングショウに来たのでした。この「ピクチャーガーデン」をデザインしたのは、「Piece of Mind」の加藤さんです。私はピクチャーガーデン
がひとつほしくて、加藤さんにお願いしたところ、今日のワークショップを勧められたのでした。
「みどりでつながる Green Marche(グリーンマルシェ) YOKOHAMA 2018」で、この「ピクチャーガーデン」を、初めて目にしたのですが、その記事へのリンクは下にあります( 2018.05.19)
自分で制作するとはいえ、すでにここまで、制作してくれています。
額縁もイスも、ひとつひとつ、加藤さんが手作りしたものなので、
同じものはないとのこと、『好きなものを選んでください』と... 。
とりわけ左右のバランスが非対称な、この額縁を選びました。
以前、加藤さんと、デザインについて、話しをしたことがありました。
とりわけ印象深い話しは、例えば材料を加工している時に、
自分が意図したものとは、違う形になったとしても、
自分の意図していた形に、再加工するのではなく、
目の前にあるその形を、ひとつの『出会い』として捉え、
その形が活かせるように、全体のデザインをさらに昇華させていく... 。
『一期一会』とも言うべき、加藤さんのデザイン手法に深く共感しました。
加藤さんの仕事も、私の仕事も、その思想の源を遡っていくと、
『モノをつくる』と言うことは、住まいてさんと様々な素材との、『一期一会』の出会いのお手伝い、なのかもしれませんね。そこにあるのは。
額縁の背板には、文字を書くことになっていて、
私は、この『 It goes on. 』を選びました。
完成しました!
加藤さん、ありがとうございました。
加藤さんとは2017年秋、縁があって出会いました。
当時、新築工事をしていた現場で、一番迷惑をかけてしまったのが、
加藤さんだったのでした。
加藤さんとは同じ年齢だった事もあり、共通の友人もいましたが、
偶然はそれだけでなく、もらっているお小遣いまで同じなのでした。
お互いに代表でありながらも、その額は... 。
話題を変えましょう。
『 It goes on. 』
アメリカの詩人、ロバート・フロストの言葉です。
>“In three words I can sum up everything I've learned about life - It goes on.”
>「人生について学んだすべてのことは、3語にまとめられる ― (たとえ、それでも)人生は続いていく」
会場を後にする頃には、先ほどの大雨は止んでいました。
ここだけの話なのですが、額縁の中にある、座り心地が良さそうな、
このイスに座る人が、実は決まっているのです。
「明るくゆったりと読書ができる書斎をつくりたい」という、
ご依頼で造らせてもらった、サンルームのような書斎。
手厳しい「バリアフリー住宅のご意見番」だった、この住まいてさんです。