ツールを売っている会社が、リモートオンリーで5億円調達した話
Notaの紹介
Notaのミッション
スティーブジョブズの自転車の話
つまり、人間の創造性を高めるツールを作っていく
プロダクト
ToCからToBまで広くやっている
Helpfeel
開発方針
開発起点で作りつつ、市場を探して、ビジネスを展開するというアプローチ
ツールとしての汎用性の高さを重視する
マーケットは選ばない。市場が狭くするとビジネススケールも小さくなってしまう。
GyazoはToCツールとしてスタートしたが、いまではHelpfeelの一部としても機能としている。
動画でスクリーンがキャプチャーできるというのはCSキラーの機能
これ知らなかった
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簡単にhelp用のGIF動画を作って貼れるということか
この輪でいうと、投資家は、もっとも、外側にある部分です。会社の製品を世に普及させてくれる外部エンジンのような役割を果たします
シリーズB出資で経験した、リモートオンリーの調達について
リモートオンリーで、出資者と知り合いました
リモートオンリーで、交渉し、監査を受けました
リモートオンリーで、契約および登記しました
リモートオンリーで、出資金が入金されました
(オフラインで会って写真撮影しました - それも東京駅で)
使ったツール
出資者と知り合う
Facebook Messengerのグループチャット
交渉と監査
メール、Word、Google Drive
社内、既存株主: Scrapbox, Gyazo
契約と登記
商業登記電子署名ツール
入金確認
銀行のオンラインサイト
写真
左が浅田さん、右がSFV細村さん
(めちゃくちゃ寒かったです)
さむそう
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出資者と交渉
投資家は、株式によって利益を得ることを目指す(エクイティによるリターン)
お金のなる木であることを示す
投資家の目利きには得意分野があるため、自分の会社にあった投資家を探す
これまで投資家と会うと、ツールの会社は恐い、と言われることが多かった
リアルな話が聞けるの、面白い~
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ツールではなくサービスを提供している会社に投資したい、とも
どういうこと
社会にどういうインパクトをもたらすか分からない
顧客への価値が言語化できない
競合の真似に対して強いのかどうかよくわからない
単発で終わりがちで、会社として継続的に拡大できるかわからない
売上が安定するのかわからない
「サービス > ツール」という考え方
ツール = 便利なものだけどお金になるかわからない
サービス = マーケットとビジネスモデルをともなうものの
ツールの会社は大きい
浅田さんを選んだ理由
つまり、ツールが一番金のなる木
SaaSへの注目
SaaSはツールをサブスクリプションビジネスにしたもの
ノウハウも併せて提供する
ツールをサービス化する新しいビジネスモデルと言える
サブスクリプションとなることで、企業は顧客の成功を支援する必要があり、成果がでなくなると終わり
このため、SaaS企業は、ツールを磨くことと、カスタマーサクセスの両方へのプレッシャーがかかる
浅田さんの見方では、日本の企業はそこですぐ、オーダーメイドのカスタマーサクセスに目が行きがちになると
プロダクトで解決していくという視点を持たないとビジネスが大きくならない、という点を強調
これこそが、投資家から見たツールを売る視点
Salesforceはツールを売っている
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は、Salesforceはカスタマーサクセスでノウハウ売りや、SI(システムインテグレーション)売りを結構やってるイメージだった
が、現場の営業に会うと、みな口を揃えて「弊社はツールを売っている」のでという
コンサルティングや受託っぽいことはしていないという意味である
また、顧客管理基盤のDB的な意味合いで導入してもらえれば、あとの利用はその上で開発していってもらえればよいという、プラットフォームを売るという認識に立っている
プラットフォームは偉大
ツールの弱点を克服する
汎用性を示すことが、マーケットの大きさを示すことになる
マーケットイン視点でツールを見て説明できるように訓練する
例: カスタマーサポート市場では、このような課題があってその解決が望まれている
競合の話をするときは、真似するのはとても難しいと言う
これからの展開
ただしツールを売るには、その使い方も含めて広めなければならない
この点、Scrapboxは難しそう
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色んな人に使ってほしいけど、説明が本当に難しい
整理しないこと・リンクでつなぐことがうまく伝わらなかったりする
ページ数が一定以上にならないと何が便利なのかがわからない
向いている人、向いていない人もいそう
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Gyazoなら画像キャプチャということでわかりやすいけど
Salesforceの場合は、The Modelだとか、Sales Enablementがこれにあたる
Notaの場合も、使い方や哲学を発信していかないといけない