NIP-23
記事やブログのような投稿をできるようにする仕様
仕様
新しい kind:30023
(パラメータつき上書き可能イベント)を定義する
下書きの保存には kind:30024
を使う
「記事」や「ブログ投稿」といった長いテキストコンテンツのために
kind:1
を主に取り扱う「ソーシャル」クライアント(訳注:
マイクロブログ系クライアントのこと)にこのNIPを実装することは期待されるべきではない
クライアント・デバイス間での互換性・可読性を最大化するため、
テキストの強制改行を行ってはならない(MUST NOT)
MarkdownへのHTMLの追加をサポートしてはならない(MUST NOT)
.created_at
フィールド
最終更新日を含めるべき
"t"
タグ
「タグ」や「ハッシュタグ」(例えば、イベントが関連しているであろう話題について)を含めるべき
その他のメタデータは、必要であればタグとして追加できる
ここでは、有用であろう次の4つのタグを標準化するが、これらは厳密に任意の項目である
"title"
"image"
"summary"
"published_at"
記事は編集可能
パラメータつき置換の機能を使う
"d"
タグには、記事の識別子を含めるようにする
注意点
クライアントは、これを実装するリレーに対してイベントの公開、読み取りを行うよう気をつけるべきである
もし対応しない場合には、同じ記事の古いバージョンを受け取ったときに隠すように注意すべきである
NIP-19の
naddr
コードを使って、記事をリンクすることができる
他の投稿・記事・プロフィールへの参照は
NIP-27に則って行わなければならない。すなわち、
NIP-21 の
nostr:...
リンクを利用し、任意でそのリンクに対応したタグを追加する。
以下はNIP-27追加前の旧仕様(参照用に残しておく)
本仕様のイベントの公開に対応するクライアントは、以下をサポートすべきである
貼り付けられた
NIP-19の
naddr
識別子を解釈すること
その記事イベントの .tags
にそれらの参照を自動的に含めること
NIP-08と同様の方法で
#[tag_index]
を実際の内容で置換すること
しくは、もし参照がURLの形式であるならば、それをタグの番号で直接置換すべきである
リンクがMarkdownの末尾に存在するかのように
訳注: MarkdownはリンクのURLを別の箇所に置くことができる
例えば、 [click here](naddr1...)
のようなリンクがある場合は、 [click here][0]
のように置換する
リーダークライアントは、Markdownを解釈して、次のどちらかの置換を行うべきである
参照を扱えるWebクライアントへの直接リンクで置き換える
動機
ある記事が別の記事を参照したときに、これらのタグを使って、リーダークライアントがバックリファレンス(backreferences)のリストを最後に表示できるようにするため