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行動遺伝学の 10 大発見
行動遺伝学の 10 大発見

1. あらゆる行動には有意で大きな遺伝的影響がある
あらゆる個人差の分散のおおよそ半分ぐらいは遺伝の影響
2. どんな形質も 100 % 遺伝的でない
環境要因の差もある
一卵性双生児が似ていることは多いが、似ていないこともある
3. 遺伝子は数が多く、ひとつひとつの効果は小さい
複数の遺伝子が関与する遺伝様式はポリジーンという
血液型や、耳垢が乾性か粘性か、といったことは単一の遺伝子による (メジャージーン) が、複雑な形質は基本的にポリジーン
4. 表現型の相関は遺伝要因が媒介する
国際標準となっているビッグ・ファイブ
不安うつ高所恐怖などの様々な状態を示す恐怖などが一般に併存する傾向 → 共通の遺伝要因が媒介
5. 知能遺伝率発達とともに増加
6. 年齢間の安定性は主に遺伝による
7. 環境にも有意な遺伝要因がかかわる
つくり出される環境にも遺伝の影響がある
9. 環境要因のほとんどは家族で共有されない
10. 異常正常である
うつなどの疾患や障害とみなされるものが、正常な形質の連続体であると理解した方が良い場合がある
ディスレクシア (読字障害) や自閉症もそのようなものであることが示唆されている
ポリジーン → 健常な両親から、偶然に極値に位置する組み合わせを産む可能性

参考文献