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専業主婦のしんどさ
専業主婦のしんどさ

専業主婦になると、自分がこれまで積み上げてきたキャリアがなくなる不安を感じたり、収入がないため夫に引け目を感じる人もいる
ケアする相手の好みや状況なども考える必要もある
sentient activity を男性に担わせようとするとかえって難易度があがるとか、男性からその困難を理解されにくいといった問題もある
ある調査では、専業主婦専業主夫であることに罪悪感を覚える人は 25 %、少しは覚える人が 31 %、ない人は 41 %
罪悪感はないという人の意見では、無償労働も大事な仕事であるという感覚や、「働いていてはできないこと」 の価値を肯定的に捉えている
世代によっても違い、若い世代の方が罪悪感を感じている人の割合が多い
1955 年からの主婦論争
俯瞰してみると、専業主婦家庭共働き家庭もそれぞれしんどいところがある
マートンという社会学者が準拠集団という概念を用いて相対的不満 (相対的剥奪感) という理論を展開している
高度経済成長期においては専業主婦家庭が自然な流れであり、共働き家庭を比較対象にすることは少なかったと思われる
現代では専業主婦家庭も共働き家庭も準拠集団になりえるため、相対的剥奪感を感じやすいのではないか?
今後の社会の姿としてどういうものが良いのかを考えるにあたって、現状の共働き家庭・専業主婦家庭のそれぞれのしんどい理由を解きほぐしていく必要がある

関連

参考文献