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ビル・ゲイツが選ぶ本 (『天才読書』 より)
ビル・ゲイツが選ぶ本 (『天才読書』 より)

Part 1 経営
視野を広く持つことの重要性
ゲイツは、本書を最高の本の一つとして絶賛
ゲイツがウォーレン・バフェットからおすすめされた書籍
ゼロックスの事例を特に高く評価
SHOE DOG
ナイキ創業者の回顧録
当時は日本オニツカ (現アシックス) の販売代理店
美化されたものではない、赤裸々な回顧録
得られるものがないからという理由で企業経営に関する書籍をほとんど読まないゲイツが推薦する数少ない企業経営に関する本
歴史ある伝統的な企業をどうすれば変革できるか?
ディズニーグループの動画サービスの利用者は Netflix を凌駕
Disney+ ほか、HuluESPN+ など
より優れたマネジャーになることに興味がある人におすすめ

Part 2 経済学
トイレの問題
政策が科学的な根拠に基づくか検証して貧困をなくす
例えば移民脅威論には科学的な裏付けがない
ポピュリスト政治家が増えているのは、ポピュリズムが票になるから
富裕層への課税はイノベーションを阻害するか?
富裕層への減税よりそれ以外への減税のほうが雇用と所得の増加に効果
格差が広がっている理由
超不平等社会の存在
スーパー経営者
CEO が受け取る報酬は約 21 億円
不労所得生活者 (超世襲)
誰もが脱走に成功するわけではない
ヤバい経済学』 の続編
二酸化炭素温暖化にあまり関係ない

Part 3 未来予測
世界は着実に良くなっている
繁栄の定義として最も優れているのは時間の節約
行動経済学の核心をなす発見は、ほとんどの人が予測をするときに自信過剰になる点
一見すると数学的でないシステムの多くが実際には数学的であると気づかせてくれる

Part 4 科学・テクノロジー
多くの人が気になる疑問に答えてくれる
鋼鉄について科学的に解明されたのは 20 世紀になってから
日本刀の鋼鉄は史上最高の品質
古代ローマでは使われていたが、失われた技術となった
キノコと人間は、細胞だけ見ると似ている
エネルギー問題に注目が集まる中で読む価値が高い
ソ連崩壊が世界のエネルギー地図を塗り替えた
ロシアロシア帝国ソ連の後継者であるという意識
自分たちの権益を奪われたという被害者意識
レコンキスタ的な動きに繋がっている

Part 5 自己啓発
睡眠、日本人の睡眠不足は顕著
ノンレム睡眠の間に、記憶が整理される
レム睡眠の間は情報の統合
独創的なひらめきや問題解決のための作業も
人間は本来二層睡眠する
2 種類の美徳
履歴書向きの美徳と追悼文向きの美徳
人間の本性の 2 側面であるアダム Iアダム II に重なる
実在した人物が人格を磨いた例

Part 6 歴史
宇宙が誕生してから 138 億年の間に 8 つのスレッショルド (大跳躍)
250 万年の人類史
人類の中でも、サピエンスという種を扱う
ダンバー数を超えて人が協力できるようになったのは虚構のおかげてはないか
すなわち、共通の神話
強力といえば聞こえはいいが、実態はエリート層による支配
狩猟採集民農耕民よりも恵まれていた (飢えたりしにくかった)
小麦が私達を家畜化した
情報技術バイオテクノロジーが進化する時代の人類の未来
今に焦点を当てる
第 2 次世界大戦によりファシズムは敗北
ベルリンの壁崩壊ソ連崩壊により、自由主義が広まったように思われてきた
2008 年のグローバルな金融危機により、自由主義も幻滅された
かつて自由主義民主主義はセットだったが、最近は独裁国家での自由主義も
アメリカ先住民は、ヨーロッパから持ち込まれた病原菌でバタバタと倒れた
狩猟採集型の伝統的な社会の謎と本質に迫る
子供は幼い頃から社会性を身につける
個人的危機を通して国家の危機を読み解く
近代日本の起源
人類がなぜ繁栄できたか?
商品の交換にあるとする
交換によって分業を発見した
繁栄とは節約された時間
合理的な楽観主義

Part 7 国家論・思想
レガノス (北半分はアメリカ、南はメキシコ) や北朝鮮韓国の格差
格差は地理や文化ではなく国家の経済制度による
ゲイツは、無視されている要因が多いと批判
経済成長は政治システムとは無関係で、資本主義経済を受け入れることと強く相関
中国の例
台頭する中国の脅威
理性を磨いて世界を理解する
宗教に代わる新たな道徳基盤としてのヒューマニズム
最近は反啓蒙主義とも言える動きが見られる

Part 8 人物
鄧小平の伝記
リーマンショック (リーマン・ショック) は危機を矮小化しかねない言葉
貨幣供給の収縮大恐慌の長期化を招いたとする
信用崩壊を断固食い止める必要があると考えた
ベン・バーナンキは 『大恐慌論』 を出版している
バーナンキとともに金融危機に立ち向かったティモシー・ガイトナー
過去の金融危機を複数経験
芸術科学人文学技術のような、異なる領域を結びつける能力こそがイノベーションイマジネーション、非凡なひらめきのカギ

Part 9 小説・ノンフィクション
絶望的な状況で人生を楽しむには?
ロシア革命で不遇な境遇に立たされた伯爵の話

参考文献