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クネビンフレームワーク
IBM に在籍していた Dave Snowden (デビッド・スノーデン) が 1990 年代の終わりに作成した
それ以来、クネビンフレームワークはスノーデンらの手で進化を繰り返してきた
スノーデンはクネビンを 「センスメイキングフレームワーク」 と説明している
状況の複雑さや不確実さに応じて、効果が期待できる戦術の種類を理解するのに役立つ

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▲ 『More Effective Agile』 より

上図からわかるように、 問題を、その複雑さによって以下の 5 つに分類するもの。
単純系 : 問題は十分に理解され、解決策はわかりきっている
因果関係が明確
正しい答えが 1 つだけで、誰もがその答えに納得するようなもの
煩雑系 : 問題の全体像、質問すべき内容、答えを得る方法はわかっている。 正しい答えは複数存在する
因果関係が入り組んでおり、それを理解するために専門知識を生かして分析と調査を行う必要がある。 専門家の領分
複雑系 : 専門家をもってしても、因果関係がすぐにはわからない。 質問すべき内容がすべてわかっているわけではない
Steve McConnell の見解では、シーケンシャル開発が複雑系のプロジェクトでうまくいかないためにアジャイル開発が生み出された
混沌系 : 因果関係は入り乱れていて流動的。 実験を繰り返しても後から考えても、因果関係が見えてこない
他のドメインにはない時間的制約要素がある
無秩序系 : 問題がどの領域に当てはまるのかわからない
問題を分解し、各領域に割り当てる、ということを推奨

参考文献