500冊の書籍の構造化実験
見出し用の写真
まず100冊
100枚追加
通常、100枚ぐらいが認知的限界。追加をしたのが正解かどうかは悩ましいところ。
最初の100枚でグループ化を繰り返したほうがいいかどうか。
認知限界により情報があふれています
コンビュータサイエンスのグループが11枚
左下:個別言語 右下:言語on言語
数理科学グループが14枚
右下:機械学習 左下:データ解析・マイニング 右中:確率モデル
哲学グループ(有名哲学者著作・哲学者著作・哲学解説・自伝)と、知的創造グループと、学びとはなにかグループが次のでかいグループだけど、こいつらは互いに関係が強いから別の紙にちぎってしまうのもなぁと思っているなう
他のものを一旦保留してでもこの三つを構造化するのが最重要と思った
まず残りの400枚の付箋から「哲学」「知的創造」「学びとはなにか」「心理学」に該当する付箋を全部収集すべき。
トップダウンの分類は良くないと言われているが、全体の分量が多すぎて全体をボトムアップできないなら関係の有りそうなものとそうでないものでまず分けて、認知限界の内側に持って来るべき
ちょっと「ナレッジマネジメント」「知識創造と組織」「集合知」のグループの境界が曖昧だぞ
カオスが進行してる。認知限界を超えてるのにカードを追加したせい。速やかに今の課題と関係ないものを排除すべき。
「哲学」グループは大きすぎる
「知識創造」を中心に、組織論の方向の裾野、心理学方向の裾野、哲学方向の裾野、がある。
哲学は広すぎるので知識創造に関係のあるものだけピックアップすべき。
よし、真ん中を開けたのでここに知識創造を展開しよう
知識創造グループ、28枚
持っているはずで絶対ここに分類されるはずの本がないな。
付箋一束少ないような気がしていたけど、会社に忘れてきたかな。
まあいいや。ランダムサンプリングによるデータ量の圧縮だ。
その右にあるのがナレッジマネージメント。
野中郁次郎のナレッジイネーブリングは「そもそもナレッジはマネージできないのではないか」というマサカリ。
その横にあるのがIDEOの事例で、これが横にあるのはたまたま。
その下のオズボーンがブレインストーミングを提唱した際の本との関連でここにある。
発言が生まれるためには何が必要かが語られている本だ。
ここから、隣接領域として「質問する技法」グループへ接続する。
左上の6枚は組織パターン、アプレンティスシップ・パターンと、その他パターン・ランゲージ関連。
その左下にある6枚が集合知関連。その下に分析がある。
下はあんまり構造化されていない。TOCやTRIZ、畑村洋太郎、KJ法とNM法、整理法、というクラスタ。
右下にあるのはそのどれにもフィットしなかった掃き溜め。
圧縮した。
「未来からの学習」の上に「学ぶとはなにか」を接続した。
「ブレスト」の右に「発言を引き出すことが必要」を介して「質問する方法」を接続。
ブレストの下に、それらの方法で大量に集まった情報を一体どうやって構造化するのかの方法論として「KJ法」を接続。
これはある種「整理法」でもあるのでそれを右に配置。
KJ法の下にNM法を配置したが、これは「対立からの知識創造」という意味でTRIZとも仲間なのでまとめた。
また、まだグループがないけどもNM法はアナロジー・メタファーに注目することで知識創造を行う手法なので、ここから右に「メタファー」を接続する。
周りを片付けて「学ぶとはなにか」「質問する方法」「メタファー」を展開しよう。
質問する方法とメタファーはクリーンランゲージ関連の書籍がブリッジを作るだろう。
ごちゃっとしてる右上は構造化できるほど違いを把握してない感じ
まあ軽く読み直せばできるけど、地図はまだわからないということを書くことにも意味がある
ごちゃっとしているゾーン、少なくともカウンセリングとマーケティングインタビューと、インタビュー記事を書くことを目的としたインタビューで別れる
「マーケティングインタビュー」は、そのまま「マーケティング」に接続する。
「人を動かす質問力」はカーネギーの「人を動かす」に接続する。
「問いかける技術」は著者がMITスローン経営学大学院の教授なので組織論を介してオットー・シャーマーとかに接続するか。
残りの3つはハイパフォーマーに対するインタビュー。
本日のまとめ
考察
通常のKJ法だと100枚超えてくると認知限界が訪れる。今回は500枚でやっている。
今までのKJ法だと、「私」は「付箋の並んだ机」を一覧する場所にいて、そこから動かない。クリーンスペースは、課題を固定して「私」が動く。ここから考えると、「一覧しているスペースにいる私」とは別の私が存在してOKということになる。KJ法のマップは、文字通り「地図」と解釈することができて、もう一人の私はそのマップを探検している。
ある地点(今回は野中郁次郎の「知識創造の方法論」)から開始して、マップの中を良さそうな道をてくてく歩いて探検していく。上から眺めていた時には細部がわからなかったが、歩いてみると「このドアはあの世界につながってるな」とかわかる。どちらに進むかは興味の赴くままに選んで良い。RPGのマッピングと同じ。
数理科学の視点から言えば「関係性は一般には平面に埋め込めない」は正しい。だけど認知科学の視点から言えば「複雑すぎる関係性はどうせ認知できない」も正しい。
「KJ法のマップは地図であり、自分はその中を歩いている」というメタファーから自然に
マインドパレスにつながる。