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軸の谷間を埋めることを軸に視野狭窄した人は見下す


人間は明確な価値観軸があるときに、そこだけにフォーカスして掘り下げることを好む傾向がある
例えばカメラの解像度とか通信速度が価値だと一旦認識されると、高解像度や高速さを追い求めてしまう
しばしば本当に顧客価値につながるかどうかを無視する

その結果「軸」に沿ったものが先に世界に創造され、「軸に沿ってないところ」は相対的に遅れる

顧客は軸に沿ったところだけにいるわけではない
実際に観察すると軸の谷間に顧客が落ちてることがしばしばある
こういうときに「軸に沿ってないところ」をカバーするものBを作ることには社会的に価値がある
この新しく作られたものBを「軸に視野狭窄してる人」が見ると「劣ったもの」にみえる
「昔あったAの方が今作ったBよりも優れている」
これは「軸Xに写像して一次元で比較した場合には昔あったAの方が今作ったBよりも優れている」という暗黙の前提を置いている

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