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生きた文章としてのWiki
作りかけ、書きかけ、という言葉にネガティブなイメージを持つ人が多いなら「継続的改善」とか呼ぶといいのだろうか
書物は「書かれ、配布され、読まれる」存在だった。
書くフェーズと読むフェーズは明確に分かれていた。
それは紙という物質のしがらみである。
紙の書物という情報伝達メディアが人類の歴史の一時期に大成功を収めた。
そのことによって、その後紙のしがらみがないメディアが生まれた時にも、同じコンテンツの作り方をされるようになった。
プログラムの開発においても、長らく同様であった.
作るフェーズと使うフェーズが明確に分かれていた
後に「アジャイル開発」という考え方が勃興する。
作るフェーズと使うフェーズを分けるのではなく、並行して少しずつ進めていく。
ソフトウェアを使い始めると学びがある。改善したい点が見つかる。
作るフェーズと使うフェーズを分けると、この学びを得ることなしに作ることになる。
「作りかけ」なのではなくて「早い段階でユーザーテストして学びを得ようとしている」と言える。
「作りかけ」でないソフトウェアプロジェクトに対して「メンテされてない死んだプロジェクト」というネガティブな表現もできる
周囲の環境は変わり続けているので、どんな製品も継続的にメンテナンスしつづけなければ陳腐化していく。
オリジナルの意味の技術的負債
継続的にメンテナンスされなくなった「完成した」製品が、新陳代謝の止まった「死んだ」ものとみなされる考え方