generated at
明るい怒りと暗い怒り
2019-07-22
僕は怒りは身の毒であると考えていた
一方で、ある友人は「怒りは原動力」だと考えている
そしてその友人は怒りを原動力として成果を生み出している
つまり怒りの中にも良いものがある
良い怒りと悪い怒りは何が違うのか

明るく晴れて、乾燥して、カラッと、暑い
暗く曇って、湿って、ジメジメと、暑い
どちらも「暑い」だが、受ける感覚はだいぶ違う
良い怒りは前者に似ている
悪い怒りの一部は後者に似ている
そうでない悪い怒りもある

怒りを原動力として活動しているその友人は、怒りの対象を「変えることができる」と信じている
「別のものを怒りの対象にする」ではなく「怒りの対象になっているものを改善することができる」の意味
ジメジメしている人は、怒りの対象を「変えることができない」と信じている
実際に変えることができるかできないかはここでは議論していない、あくまで個人の認知の話をしている
実際に「変えられない」という体験を積むことによって「変えられない」という信念が形成される
これは蒸気機関のようなもの
熱を加えると水が蒸気に変わって圧力を生む
この圧力を適切に導くと動力を生み出すことができる、これが蒸気機関
一方で、圧力が逃げる場所がないと、釜を傷めてしまう
最悪、破裂する
ガス抜き」というメタファー
高まった圧力が噴き出すことで、圧力が下がる
圧力を下げることが目的なので、その噴き出した力が有益な動力になるかどうかは考えてない
ただ噴き出させる方が、動力として使うより楽なので、そっちに流れる

関連