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具体的事実のページと抽象的概念のページがあるだけでは不足

Scrapboxには意識的に2種類のページを書いていくと楽しくなる
具体的事実
抽象的概念
既存のテクニカルターム
内容を思い出しやすい適当な文章
2ホップリンクによって「具体→抽象→具体」「抽象→具体→抽象」の意外なリンクが発生しやすいから

予期しない意外なリンクの発生(セレンディピティ支援)はScrapboxのメリットの一つ
「死んだ文章の倉庫」ではなく「新しい知識のリンクを生み出すエンジン」として使う

なのだけど、重要なポイントは「具体的事実のページと抽象的概念のページがある」じゃない
抽象的概念のページの作り方、タイトルのつけ方だと思う。

ありがちな行動パターン
具体的な書籍A、書籍B、書籍Cのページを作る=具体的事実のページ
それぞれのページに「書籍」ってタグをつける=抽象的概念のページ
これは「セレンディピティを生み出す」って観点からは下策だ
例えば経済学の本のページを見ている時に、書籍であるという理由で言語学の本をサジェストされても嬉しくない
このパターンが「具体と抽象のページを作ってリンクする」は充足しているのにイマイチなのはなぜか
抽象のページのタイトルが無味乾燥な「書籍」
抽象のページの概念が別に面白そうではない
あなた本当に「書籍」って概念に興味あるの?
「各書籍のページに 書籍 ってタグをつけておけば、 書籍 ってページにそれらのページの一覧が出るよ」
あなた本当に将来そのページを見るの?
抽象概念の抽象度が高すぎる
分類してはいけないの右側のパターン
僕は書籍全体に 書籍 タグはつけてない。著者名はリンクにしているので外山滋比古ページを見ると、彼の著書と彼への言及がリンクに出る
抽象的概念ページを「ページ」だと認識しておらず、タグだと思っているので、空のページになってしまう

抽象概念のページをどう「うまく」作っていくかが重要だが、その「うまい」とは何かがまだ言語化されていない