generated at
系統発生
個体発生に対する語で,ドイツの生物学者 E.ヘッケルが提唱した。生物の種族が現れてから絶滅するまでの形態変化をさす。
換言すれば種族の進化の歴史ということになる。
ヘッケルは「個体発生は系統発生を繰返す」という表現で両者の関係を端的に表わしたが,これは簡略にすぎる表現であるため,いろいろな批判を受けて一時は否定された。
今日では個体発生と系統発生の関係を表わす一形式として,他の形式とともに認められている。