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メタ認知
自分自身の学習の状態を把握、評価したり、学習の方法を制御、調整したりする認知機能のこと
3種の評価
理解できた
理解できなかった
理解できたのか、理解できなかったのかわからなかった
メタ認知的理解モニタリングが十分に機能していない状態
実際は理解できていないのに「理解できている」
「理解できたのか、理解できなかったのか分からない」
学習者のメタ認知的モニタリングは的確に行われないことがある
学習内容の理解や記憶に関する目的でテストなどを用いた評価が行われる
学習の方法を制御、調整する働き
例えば算数の文章題を解くときに、図を描いて問題状況を把握しやすくしようとすることがある
自分自身の理解を促すために、自分自身で認知過程を制御、調整している
それぞれの学習者が自分の最も憶えやすいと考えた方法を選択、実行すること
憶えやすいように自信の認知を制御、調整する認知過程とみなすことができる
「分からない内容を理解するためには、最初の基礎的な事項から学習し直してみよう」
「苦手な科目に時間をかけよう」
メタ認知的モニタリングとメタ認知的制御は相互に関連している
学習時に理解が不十分だと思えば(モニタリング)、教科書をもう一度読んでみよう(制御)
メタ認知的モニタリングやメタ認知的制御と言ったメタ認知的活動は、メタ認知的知識に基づく
自分自身や人一般の認知についての知識のこと
モニタリングに関連したメタ認知的知識
「学習した内容を自分の言葉で言い直してみれば理解しているのか、いないのかがわかる」
「学習したことの要約文をかければ、理解できているということがわかる」
制御に関連したメタ認知的知識
「算数の文章題では頭を使えば理解しやすくなる」
「書いて憶えるだけでなく、同時に発音しながら英単語を憶えれば、よく憶えられる」
メタ認知的活動とメタ認知的知識も相互に関連する
メタ認知的モニタリングや制御の方法を試みて、得られた結果からメタ認知的知識を獲得することもある