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フランス・ドゥ・ヴァール

フランス・ドゥ・ヴァールFrans de Waal、1948年10月29日 - )は、オランダ生まれの心理学者動物行動学者動物学者霊長類行動の研究では、世界の第一人者として知られる。カレル・ファン・シャイクと共に、人の笑い二起源説で有名なヤン・ファン・ホーフの弟子。『チンパンジーの政治学』というベストセラーで世界的に知られるようになる。
日本の霊長類学研究の擬人主義に近い立場を取る。
現在エモリー大学で霊長類行動のチャールズ・ハワード・キャンドラー教授職にあり、類人猿人類進化について最先端の研究を行っている、リビング・リンクス・センターの所長も務めている。
人間の道徳的な行動や、その基盤をなす「公正さ(fairness)」の概念の起源がゾウサル類人猿などの行動に見いだせると主張しており、道徳の起源を説明するのに宗教は必要ないと考えている。
1993年には王立オランダ芸術科学アカデミーに選出され、2004年には米国国立科学アカデミーに選ばれている。ジョージア州アトランタ在住。