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デイヴィッド・ヒューム
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By Allan Ramsay - Web Gallery of Art, Public Domain
デイヴィッド・ヒューム - Wikipedia
デイヴィッド・ヒューム
(
David Hume
、ユリウス暦1711年4月26日(グレゴリオ暦5月7日) - 1776年8月25日)は、イギリス・スコットランド・エディンバラ出身の
哲学者
である。
ジョン・ロック
、
ジョージ・バークリー
らに続き英語圏の経験論を代表する哲学者であり、
歴史学者
、
政治哲学者
でもある。生涯独身を通し子供もいなかった。
概要
イギリス経験論哲学
の完成者で、主著に『
人間本性論
』がある。生前は
歴史家
、
哲学者
として知られた。
自由主義者
、政治面では
ジャコバイト
に反対し、先進的なイングランドとスコットランドの合同を支持する立場であった。
ヒューム
はそれ以前の
哲学
が自明としていた
知
の成立の過程をそのそもそもの源泉から問うというやり方で問い、
知識
の起源を
知覚
によって得られる観念にあるとした。確実な知に人間本性が達することが原理的に保証されていないと考えるものの、
ピュロン
のような過激な懐疑は避け、
セクストス
の影響を受け、
数学
を唯一の論証的に確実な学問と認める比較的緩やかな懐疑論を打ち立て、結果的に人間の知および
経験論
の限界を示した。
『
英国史
』(
The History of England
6巻 1754-1762年に刊行)は、ベストセラーとなり、その後の15年間に多数の版を重ねた。また、この成功に乗じて、それまでの哲学書、例えば大著『
人間本性論
』(
Treatise of Human nature
1739-1740年刊行)を再版して、重要な作品として認められた。ヒュームの思想は
トーマス・ジェファーソン
、
ベンジャミン・フランクリン
などのアメリカ建国の父たちにも大きな影響を与えた。
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