ABC予想
弱いABC予想
(a,b)=1, a+b=c, k>1とするとき
c> \mathrm{rad}(a\times b\times c)^kとなるようなa,bの組み合わせの個数はたかだか有限子しかない
強いABC予想
(a,b)=1, a+b=c, k=2とするとき
任意のa,b,cに対してc< \mathrm{rad}(a\times b\times c)^kとなる
概説
cと\mathrm{rad}(a\times b\times c)^kという2式の比較を考えている
a,bは互いに素な自然数
c=a+bである
\mathrm{rad}(n)はnの互いに異なる素因数の積
ex. \mathrm{rad}(18)=2\times 3=6
cと\mathrm{rad}(a\times b\times c)^kと比較したときに
長いので式c>\mathrm{rad}(a\times b\times c)^kのことをl_kと置く
l_1が真になる(a,b)は無限に存在する
これは真
l_{1.00000000000001}が真になる(a,b)は有限個存在
l_{1.1}が真になる(a,b)は有限個存在
l_{1.6}が真になる(a,b)は有限個存在
3個しか見つかってないらしい
l_{2}が真になる(a,b)は一つも存在しない(だろう)
これが強いABC予想
直感的にはそう
と、いった感じで、k=1なら無限にあるのに、任意のk>1になると有限個しかなくなる(だろう)
というのが弱いABC予想
関連
証明の中で
ABC予想が使われているので、ABC予想が証明されれば自動的に証明される
参考